手堅い(読み)テガタイ

デジタル大辞泉 「手堅い」の意味・読み・例文・類語

て‐がた・い【手堅い】

[形][文]てがた・し[ク]
やり方が堅実で、あぶなげがない。はでな面はないが確実である。「―・い商売
相場が安定して下がる気配がない。
[派生]てがたさ[名]
[類語]心して心する細心入念念入りくれぐれくれぐれもとっくりとくとよくよく邪推深い疑い深い慎重用心深い大事を取る石橋を叩いて渡るプルーデント疑心暗鬼疑心暗鬼を生ずいぶかるいぶかしいいぶかしむ勘繰る

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精選版 日本国語大辞典 「手堅い」の意味・読み・例文・類語

て‐がた・い【手堅】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]てがた・し 〘 形容詞ク活用 〙
  2. することが確実であぶなげがない。堅実だ。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「鶴吉は手堅い一方だから、商法の掛引には疎いかも知れないが」(出典:骨ぬすみ(1899)〈広津柳浪〉八)
  3. 取引相場で、相場が安定して下落する危険がない。〔取引所用語字彙(1917)〕
    1. [初出の実例]「大坂堂島建相場〈略〉買人無数故底意手堅く」(出典:朝野新聞‐明治一二年(1879)七月五日)

手堅いの派生語

てがた‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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