勘繰る(読み)カングル

デジタル大辞泉 「勘繰る」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぐ・る【勘繰る】

[動ラ五(四)]あれこれ気を回して悪い意味に考える。邪推する。「何か裏があるのではないかと―・る」
[類語]当てずっぽう心当て憶測邪推当て推量忖度推察拝察高察賢察明察憫察びんさつ推測推量推考端倪たんげい類推酌量了察推認推断推定斟酌しんしゃく配慮揣摩しま揣摩憶測しまおくそく察し心配り気配り心遣い気遣い推し量る酌む酌み取る思い思い思いやるおもんぱかる推し当てる気を回す見越す察する感じ取る邪推深い疑い深い慎重手堅い用心深い大事を取る石橋を叩いて渡るプルーデント疑心暗鬼疑心暗鬼を生ずいぶかるいぶかしいいぶかしむ

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精選版 日本国語大辞典 「勘繰る」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぐ・る【勘繰】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 いろいろと気をまわして考える。隠していることがあるのではないかと悪く推測する。
    1. [初出の実例]「何をいふにもおまへはんのことを少はかんくって居る〈このかんくるとはすいりゃうしてゐるといふぞくごなり〉ものだから」(出典:人情本・春色梅児誉美(1832‐33)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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