抱返渓谷(読み)ダキカエリケイコク

デジタル大辞泉の解説

だきかえり‐けいこく〔だきかへり‐〕【抱返渓谷】

秋田県中東部にある渓谷田沢湖の南、雄物川支流の玉川中流に約14キロメートル続き、「東北の耶馬渓(やばけい)」とよばれる景勝地。名の由来は、かつては道が狭く、往来する人が抱き合ってくるりと回って向きを変え道をゆずったことから。抱返渓。

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百科事典マイペディアの解説

抱返渓谷【だきがえりけいこく】

秋田県東部,雄物川の支流玉川の渓谷。田沢湖町(現・仙北市)神代(じんだい)の抱返神社から上流約14kmの間で,柱状節理の発達した安山岩が浸食され,滝や奇岩が多く,紅葉の名所。上流に夏瀬ダムの人造湖,夏瀬温泉がある。
→関連項目角館[町]

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世界大百科事典 第2版の解説

だきがえりけいこく【抱返渓谷】

秋田県東部,田沢湖の南約10kmにある玉川の渓谷。仙北郡田沢湖町神代(じんだい)の抱返神社から上流約14kmを指し,夏瀬温泉をはさんで神代・夏瀬両ダム湖がある。流域の大部分は凝灰岩地帯で,上流部に安山岩の柱状節理がみられる。渓流中に奇岩,怪石があり,樹林が密生した谷壁には回顧(みかえり)の滝などがかかり四季の景観に優れるが,とくに秋の紅葉がよい。神代ダム湖は第2田沢疎水や渓谷出口の神代発電所の取水池である。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔秋田県〕抱返渓谷(だきがえりけいこく)


秋田県東部、雄物(おもの)川支流の玉(たま)川中流部にある渓谷。延長約14km。柱状節理(ちゅうじょうせつり)の発達した深いV字谷に大きな滝や奇岩、洞門がみられる。紅葉の名所で、両岸にカエデ・ナラ・サクラなどの樹木が茂る。田沢湖(たざわこ)抱返り県立自然公園に指定。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

抱返渓谷
だきがえりけいこく

秋田県中東部、田沢湖の南部を流れる玉川の渓谷。仙北(せんぼく)市田沢湖生保内(おぼない)から下流約14キロメートルで、急峻(きゅうしゅん)な両岸には多種多様な樹木が茂り、川面に新緑や紅葉を映す。「回顧(みかえり)の滝」などがあり、清流にはウグイ、イワナが生息する。田沢湖抱返り県立自然公園に指定されている。[宮崎禮次郎]

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