普及版 字通 「探」の読み・字形・画数・意味
探
常用漢字 11画
[字訓] さぐる・さがす・たずねる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(しん)。に(ちん)の声がある。の初形は穴中に火をかざして、ものを照らし探る意。〔説文〕十二上に「く之れを取るなり」という。もと隠れたものを求める意であるから、さぐる、うかがう、たずねるの意となる。また幽冥の理を考えることなどをいう。〔易、辞伝上〕に「(ふか)きを探り、隱れたるを索(もと)む」の語がある。
[訓義]
1. さぐる、さがす、さぐりとる。
2. うかがう、こころみる、たずねる。
3. 遠くとる、きわめる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕探 サグル・トル・スル・ソシル 〔字鏡集〕探 クジル・スル・サグル・トル
[語系]
探・thmは同声。(たん)は覃(たん)声。覃は壺状の器中に深くものを蓄えている形で、これを探るようにして取り出す意。探は穴中を照らし探る意。その状況に似たところがある。
[熟語]
探意▶・探韻▶・探閲▶・探花▶・探看▶・探丸▶・探奇▶・探騎▶・探窺▶・探求▶・探窮▶・探究▶・探抉▶・探険▶・探源▶・探虎▶・探候▶・探査▶・探采▶・探▶・探索▶・探察▶・探使▶・探刺▶・探取▶・探春▶・探賞▶・探尋▶・探測▶・探題▶・探知▶・探籌▶・探偵▶・探▶・探頭▶・探討▶・探湯▶・探▶・探馬▶・探梅▶・探報▶・探望▶・探幽▶・探歴▶
[下接語]
探・窮探・険探・鉤探・試探・手探・深探・捜探・登探・幽探
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報