デジタル大辞泉
「救急救命士」の意味・読み・例文・類語
きゅうきゅう‐きゅうめいし〔キウキフキウメイシ〕【救急救命士】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
救急救命士
病院に搬送される前の応急処置の内容を高める目的で、1991年に設けられた国家資格。搬送中の患者の肺に新鮮な空気を送る気道確保や、心臓に電気ショックを与えて鼓動を取り戻す行為は認められている。2006年の法改正で、医師の具体的な指示に基づき、心肺停止した患者の心拍を回復させる効果がある医薬品の投与を認めた。昨年3月末で、全国で約4万3千人が資格を持っている。
更新日:
出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報
Sponserd by 
きゅうきゅう‐きゅうめいしキウキウキウメイシ【救急救命士】
- 〘 名詞 〙 緊急の処置を要する傷病者に対し、高度な応急処置を行なう専門職。平成三年(一九九一)公布の救急救命士法に基く制度。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
救急救命士【きゅうきゅうきゅうめいし】
救急車が現場から病院に到着するまでの車内での応急手当を高度化するため,救急救命士法(1991年)に基づき発足した国家資格制度。病院に到着するまでの死亡率が高いことから,医師の指示下で輸液や気道確保,電気ショックによる心臓蘇生などを行う。1992年,初の国家試験で第1期生が誕生した。2003年4月からAED(自動体外式除細動器),2004年7月から気管内挿管,2006年から薬剤(アドレナリン)投与が認められるようになった。
→関連項目救急車
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
Sponserd by 
救急救命士
きゅうきゅうきゅうめいし
通常の救急隊員より高度の救命医療行為を許された有資格者。日本では、交通事故や心臓病などから心肺停止状態で病院に到着した患者の死亡率がアメリカの3倍となっている。その一因として救急隊の医療行為が制限されていることを指摘されていたところから、アメリカの「パラメディック」をモデルに導入された。1991年(平成3)の救急救命士法に基づき、翌92年より東京、大阪など大都市の救急隊から順次配備が始まった。救急救命士は救急振興財団で一定の訓練や専門教育を受け、国家試験に合格して初めて資格を得ることができる。気道確保や人工呼吸のほか、除細動器による電気ショック、簡単な薬などの応急措置もできることになっている。
[田辺 功]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
Sponserd by 
救急救命士
きゅうきゅうきゅうめいし
1991年4月の「救急救命士法」の成立により,翌 92年春に設立した国家資格制度。従来,消防署の救急隊員には人工呼吸や止血などの応急処置以外の医療行為は認められていなかったため,手遅れになるというケースが少くなかったが,この制度の導入により,さらに踏込んだ応急措置を行うことができる。気道に入った異物を取除いたり,拍動停止状態の場合に拍動を回復させるための電気ショック処置,呼吸を確保するパラメディックという器具の使用などによって患者の救命にあたる。さらに,医師が救急車に乗り現場に同行するドクターカー構想も浮上している。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
Sponserd by 