出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…しかし乾隆43年(1778),41歳で進士に合格するまでは,各地の地方志を編纂し,独自の方志学をうちたてるかたわら,華北各地の書院の教師で暮しを立てざるをえなかった。彼の名を後世に残した《文史通義》8巻は,このような辛苦の生活の中で,36歳のときに書き始められたが,刊行されたのは,没後31年,1832年(道光12)のことである。その書の冒頭は,〈六経は皆史なり〉の有名な命題で始まっている。…
…歴史をどう書くかという問題は,史評すなわち史書に対する批評の学,という新しいジャンルを生んだ。唐代の劉知幾の《史通》がその最初の専論であり,章学誠の《文史通義》はさらに一歩を進めて歴史とは何かを論じた歴史哲学の書である。《文史通義》は歴史家の主体的態度を重んじ,史実の記述が道の探究へ帰結すべきことを説いて,《春秋》以来の最もオーソドックスな立場を宣揚する。…
※「文史通義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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