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六経 りくけいLiu-jing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

六経
りくけい
Liu-jing

儒教の基本的な6つの経典。『易』『書』『詩』『』『春秋』『楽』の6つの経書先秦儒家的知識人が必須の教養としていた詩,書,礼,楽 (文学,政治学,文化的素養,修身を兼ねそなえる4つの学問分野) は,戦国時代から漢代にかけて儒教の正統的文献として次第に典化されていくが,その過程で儒家はさらに春秋 (歴史学,政治学) ,易 (哲学,政治学,修身) の2教科をつけ加え,この六経を彼らの基本的経典として尊んだ。武帝の経学博士設置のときには楽を除いた五経 (『易』『書』『詩』『礼』『春秋』) がその対象となった。

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デジタル大辞泉の解説

りく‐けい【六経】

りっけい(六経)

りっ‐けい〔リク‐〕【六経】

儒教で貴ぶ六種の経典。すなわち「易経(えききょう)」「書経(しょきょう)」「詩経(しきょう)」「春秋」「礼記(らいき)」「楽経(がくけい)」。のち「楽経」が亡んだので、かわりに「周礼(しゅらい)」を加えて六経という。六籍(りくせき)。六芸

ろっ‐けい〔ロク‐〕【六経】

りっけい(六経)

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百科事典マイペディアの解説

六経【りっけい】

六芸(りくげい)とも。儒教経典のうち重要な6種。《詩経》《書経》《礼(らい)経》《楽経》《易経》《春秋》。戦国時代にはこの六経が定まっていたとみられる。のち《楽経》《礼経》が亡失。
→関連項目六芸

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世界大百科事典 第2版の解説

りくけい【六経 Liù jīng】

中国人が民族の古典と考える6種の書物。ふつう《易》《書》《詩》《礼》《楽》《春秋》をいい,古く滅びた楽経を除いて五経ともいう。〈経〉は字源的には〈織物のたて糸〉の形象にもとづき,転じて,〈すじみち〉〈つねなるもの〉を意味する。人間の理想態たる聖人・先王が作ったと確信されるがゆえに,人間生活の規範のすべてがそこに求められると考えて,経(経書)という。六芸,六学,六籍ともいわれる。【安本 博】

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大辞林 第三版の解説

りくけい【六経】

六つの経書。易経・詩経・書経・春秋・礼記・楽記(または周礼)の総称。六芸りくげい。六籍。 → 五経

りっけい【六経】

ろっけい【六経】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

六経
りくけい

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世界大百科事典内の六経の言及

【経学】より

…当時,書名としては《孝経(こうきよう)》が早くから著名であるが,《老子》などにも〈経伝〉〈経説〉があった(《漢書》芸文志)。 儒家の経典は《荀子》にみえる〈礼・楽(がく),詩・書,春秋〉の5種が古く(勧学篇),漢初に成立した《荘子(そうじ)》天運篇に〈孔子が,詩・書,礼・楽,易・春秋の六経(りくけい)を治め〉というように〈六経〉と称し,同時代の賈誼(かぎ)が《新書》六術篇でこれを〈六芸(りくげい)〉と言いかえている。前漢,武帝期に,国家教学として学官に五経博士が置かれ,儒家がそれを独占する前後から,六経の教義は政術に応用される国家学〈六芸〉の位置をしめ,《論語》《孝経》がこれに準ずる扱いをうけるようになった。…

【経書】より

…これを五経という。これに漢初になって《易》が加えられて六経の名が生まれ,さらに九経,十二経,十三経としだいに増加するものの,経の本質的な意義に変りはない。 司馬遷は《史記》において経書の特質を〈易は天地陰陽四時五行(ごぎよう)を著す,故に変に長ず。…

【歴史】より

… 周は殷の叙述形式を継承するが,その創業期を過ぎると,史官の手で口頭伝承を記録し,あるいはそれらを集成することが始まったようである。清代の章学誠は,儒家のいわゆる六経はもともと古代の史官の記録から起こったものだという〈六経皆史〉説を唱え,今日でも高く評価されている。この説によって考えれば,西周中期以後史官の手で作られた記録がさらに春秋末期以後儒家によって方向づけられ六経となったようである。…

※「六経」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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