宮崎、鹿児島県境の霧島連山にある標高1421メートルの活火山。気象庁が常時観測する全国50火山の一つ。1959年2月と、2011年1~3月に爆発的噴火を観測した。11年の噴火は9月まで続き、宮崎県の1市1町に災害救助法が適用された。江戸時代中期の1716年に起きた大噴火では火砕流も発生し、5人が死亡、31人が負傷したとされる。
更新日:
出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報
小林市と鹿児島県
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
宮崎・鹿児島県境にある霧島火山群(きりしまかざんぐん)の一峰で、成層火山。標高1421メートル。鹿児島県霧島市と宮崎県小林市の境にある。20世紀以降も1934年(昭和9)、1959年(昭和34)に噴火、21世紀にも噴火を繰り返し、付近の山林や耕地に被害をもたらしている。山頂には直径約750メートルの火口があり、2011年の噴火までは湛水(たんすい)して火口湖となっていた。高千穂峰の側火口の御鉢(おはち)と並びもっとも活動的な部分である。岩石は輝石安山岩。高千穂峰から韓国(からくに)岳への縦走路の中間点に位置する。付近の中岳とともにミヤマキリシマの名所である。
[塚田公彦]
(2014-2-27)
…これらの楯状火山の山体上および周辺地域では,おもに更新世末以降現在に至るまでの期間に,多くの場所で噴火活動が起こり,安山岩質の比較的小規模な火山体や火口が多数形成された。韓国岳,大浪池(1411m),新燃(しんもえ)岳(1421m),中岳(1332m),御鉢(おはち)(約1400m),高千穂峰(1574m)などの霧島火山中央の山頂部を構成する山体,並びに飯盛山(846m),甑(こしき)岳(1301m),夷守(ひなもり)岳(1344m),大幡山(1353m)などの山体,さらに六観音御池(ろくかんのんみいけ),白紫(びやくし)池,不動池,大幡池,御池(みいけ)などの火口はこの時期に形成された。これらの火口や火山体は,生成時期が新しいため,いずれも山体の開析はあまり進んでいない。…
※「新燃岳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新