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日什 にちじゅう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

日什
にちじゅう

[生]正和3(1314). 会津
[没]元中9=明徳3(1392). 会津
南北朝時代日蓮宗の僧。比叡山で勉学したが,故郷に戻り,日蓮の『開目鈔』を読んで日蓮の教学に転じた。元中6=康応1(1389)年に京都室町に妙満寺を創設し,これを自派の根拠地とした。

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デジタル大辞泉の解説

にちじゅう〔ニチジフ〕【日什】

[1314~1392]南北朝時代日蓮宗の僧。会津の人。妙満寺派(今の顕本法華宗)の祖。通称、玄妙阿闍梨(あじゃり)。比叡山で学び天台僧となる。66歳のとき日蓮の著書を読み、日蓮宗に帰した。京都に妙満寺を建立。著「治国策」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

日什 にちじゅう

1314-1392 南北朝時代の僧。
正和(しょうわ)3年4月28日生まれ。顕本法華(けんぽんほっけ)宗の開祖。天台宗の僧であったが,老年になって日蓮の著書をよんで改宗,名を玄妙から日什とあらためる。のち下総(しもうさ)中山(千葉県)の法華経寺と対立して独立,康応元年京都に妙満寺をひらいた。明徳3=元中9年2月28日死去。79歳。陸奥(むつ)会津(あいづ)(福島県)出身。通称は玄妙阿闍梨(あじゃり)。

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朝日日本歴史人物事典の解説

日什

没年:明徳3/元中9.2.28(1392.3.22)
生年:正和3(1314)
南北朝時代の日蓮宗の僧。顕本法華宗の開祖。会津(福島県)黒川の出身。はじめ天台僧であったが,日蓮の『開目抄』を読んで改宗し,中山門流下総(千葉県)真間弘法寺に入門した。日蓮の百年忌に当たる永徳1(1381)年,公武社会に弘通(仏法を広める)すべく上洛。同3年,中山門流の日尊と対立するにおよび,日蓮から直接教えを受ける「直授日蓮」の意識と,『法華経』を継承するという経巻相承の立場から分立する。康応1(1389)年に京都妙満寺を創立してから以後,同寺が布教の根拠地となる。その系統を日什門流,妙満寺派ともいい,顕本法華宗と公称する。晩年会津に隠棲。<参考文献>立正大学日蓮教学研究所編『日蓮教団全史』上

(佐々木馨)

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世界大百科事典 第2版の解説

にちじゅう【日什】

1314‐92(正和3‐元中9∥明徳3)
南北朝時代の日蓮宗の僧。顕本法華宗の開祖。奥州会津石堂氏の出身。はじめ玄妙と号し,天台僧であったが,日蓮の遺文を閲覧して改宗。名を日什と改めて下総真間弘法(ぐほう)寺に帰入し,さらに同中山法華経寺にも関係したが,のち同寺を離れて一派を立てた。京都に上り,関白二条師嗣,将軍足利義満ら公家・武家に日蓮の教えを提示してこれに帰すことを諫奏した。遠江(とおとうみ)府中に玄妙寺,京都に妙満寺,会津に妙法寺を建立,一派の拠点とした。

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大辞林 第三版の解説

にちじゅう【日什】

1314~1392) 南北朝時代の僧。顕本法華宗の開祖。会津の人。慈遍に学び比叡山の学頭となったが、日蓮の著作に触れて日蓮宗に改宗。京都に妙満寺、郷里に妙法寺を創建。通称、玄妙阿闍梨。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

日什
にちじゅう
(1314―1392)

鎌倉後期、南北朝時代の日蓮(にちれん)宗の僧。会津(福島県)黒川の石塚氏の出。1332年(元弘2)19歳で叡山(えいざん)に登り慈遍(じへん)に師事、玄妙と名のり天台僧となる。66歳のとき日蓮の『開目抄(かいもくしょう)』『如説修行抄(にょせつしゅぎょうしょう)』を読み感動、天台僧6人を同行して日蓮宗に改宗した。曽祖父(そうそふ)日高(にちこう)(中山法華経(ほけきょう)寺第3代)の陰の志を嗣(つ)ぎ京都に布教、京都の有力な町衆の帰依(きえ)を得て妙満寺を建てた。これが後の妙満寺派または顕本法華(けんぽんほっけ)宗の基である。日蓮への帰伏(きぶく)は下総(しもうさ)(千葉県)真間(まま)の弘法(ぐほう)寺(帰入状が同寺にある)であったので、以後千葉氏をはじめ下総で教線は目覚ましく伸びた。念願の足利義満(あしかがよしみつ)への庭中訴願(ていちゅうそがん)を果たし、内容は通じたが、以後の訴願は禁ぜられ断念した。明徳(めいとく)3年2月、79歳で会津で没。[相葉 伸]

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