出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
日清戦争後から明治30年代中頃までの間に流行した思想運動。その呼称は,1897年(明治30)高山樗牛(ちょぎゅう)・井上哲次郎・木村鷹太郎らの創設した大日本協会の機関誌「日本主義」と,樗牛が同年6月「太陽」に発表した論文「日本主義を賛す」に由来。海外進出を唱え,その指導理念として建国の精神を主張した。国家至上の見地から世界主義に反対し,宗教を批判しとくにキリスト教を攻撃した。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…敗戦までの近代日本において欧化ないし欧化主義に対立して,国粋つまり日本国民固有の長所を維持・発揚するよう主張した思潮。日本主義ともいう。時期により変遷はあるが,血統的に一系の天皇をいただく日本の国家体制の〈優秀性と永久性〉を強調する国体論が,核心をなした点では変りがないといってよい。…
※「日本主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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