ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本海中部地震」の意味・わかりやすい解説
日本海中部地震
にほんかいちゅうぶじしん
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1983年(昭和58)5月26日11時59分ころ、青森・秋田県境沖約100キロメートルの地点で発生した地震。規模はM7.7。震源の深さは14キロメートル。津波は日本およびシベリア地方や朝鮮半島の日本海沿岸を襲ったが、場所によっては津波警報発令以前に津波が襲来した。死者104人中100人は津波によるもので、ロシア・朝鮮半島でも津波による死者が出た。全半壊の建物は3049で、震源に近い青森・秋田県では、水で飽和した砂質の地盤が地震時に液体のようにふるまう液状化現象による家屋の倒壊や水田隆起、堤防欠損など被害が目だった。
[宇佐美龍夫]
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…これらはM8をこえているが,M7クラスでも海岸に近いと,例えば1978年宮城県沖地震(M7.4)のように,地震動による被害が避けられない。東北地方内陸部から日本海岸の沖合にかけても,1833年(天保4)の庄内沖地震,1896年陸羽地震(M7.2),1983年日本海中部地震(M7.7)など,M7.0~7.7程度の大地震がいくつか知られている。
[関東地方の地震]
関東地方南部は太平洋プレートのもぐり込みに伴う地震と相模トラフからもぐり込むフィリピンプレートに関連する地震とが入りまじっており,震源の立体的分布は複雑である。…
※「日本海中部地震」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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