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普通教育 ふつうきょういく general education

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

普通教育
ふつうきょういく
general education

社会の一員として生活するために必要な基礎的な知識,技能を授ける教育。専門教育職業教育などに対して用いる。現行の学校教育法では,小学校では初等普通教育中学校では中等普通教育を施し,高等学校では高等普通教育および専門教育を施すものとしている。

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デジタル大辞泉の解説

ふつう‐きょういく〔‐ケウイク〕【普通教育】

人間として、また一般社会人として必要と思われる知識や能力を養うために行われる教育。一般に小・中学校および高等学校普通課程の教育をさす。

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百科事典マイペディアの解説

普通教育【ふつうきょういく】

職業教育や専門教育に対して,国民が一般に受けるべき共通の基礎教育のこと。本来は万人のための教育universal educationとして,社会階層や職業によらない教育を意味していたが,現代日本では学校教育法見られるように,初等・中等・高等のそれぞれ普通教育の名称が使用され,概念規定は明確ではない。
→関連項目高等学校コンプリヘンシブ・スクール小学校中学校

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世界大百科事典 第2版の解説

ふつうきょういく【普通教育】

すべての人が共通に必要とする一般的・基礎的な教育。一般陶冶を目的とする教育をさすこともある。特定の職業人の養成を目的とする職業教育専門教育に対置される。日本国憲法26条,教育基本法4条で,義務教育の内容は普通教育と規定し,学校教育法でも,義務教育である小学校,中学校の目的をそれぞれ初等普通教育,中等普通教育としているほか,高等学校の目的として,高等普通教育を専門教育とともに施すこととされている。これに対し,高等教育(大学)においては,普通教育に代わり,一般教育が同義の用語として使われている。

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大辞林 第三版の解説

ふつうきょういく【普通教育】

社会の構成員となるすべての者に共通に必要とされる一般的・基礎的な教育。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

普通教育
ふつうきょういく
general education

一般社会人として生活するうえに必要な基礎的な知識、技能、態度を、すべての人々に習得させる教育を意味し、専門教育、職業教育に対置して用いられる。この点で、「一般教育」と概念的にはっきり区別することはむずかしい。しかし一般教育の概念が古代ギリシア以来の自由教育の伝統から生まれ、その貴族主義的、教養主義的性格が近代的な修正を受けたのに対して、「普通教育」は一般民衆のための教育という意味合いが強い。
 日本では、憲法、教育基本法および学校教育法に普通教育という用語が出ているが、この用語はすでに1879年(明治12)の「教育令」第3条に「小学校ハ普通ノ教育ヲ児童ニ授クル所」とあるように、明治以来の教育諸法令において使用されてきたものである。[林 忠幸]

内容

第二次世界大戦後のわが国の学校教育の目的および普通教育の内容を明記している学校教育法(1947)によると、小学校は初等普通教育を、中学校は中等普通教育を施すことを目的とし、高等学校は高等普通教育および専門教育を施すことを目的としている。そして、この目的を達成するために、目標としてそれぞれの内容が示されている。[林 忠幸]
小学校
小学校教育の目標は8項目からなり、おもなものをあげると、日常生活に必要な衣・食・住、産業等についての基礎的な理解と技能、日常生活に必要な国語の正しい理解と使用能力、日常生活に必要な数量的関係の正しい理解と処理能力、日常生活における自然現象の科学的な観察と処理能力などを養うこと、である。これらの目標は、国語・算数・理科・社会などの各教科および道徳、特別活動といった学校における教育活動諸領域の構成原理をなしている。[林 忠幸]
中学校
中学校教育の目標には、さらに「社会に必要な職業についての基礎的な知識と技能、勤労を重んずる態度及び個性に応じて将来の進路を選択する能力を養うこと」とある。これは、いわゆる職業教育を意味するものではない。義務教育終了の段階にあり、また卒業後は社会に出て職業につく者がいる中学校教育において、職業についての基礎的な理解と技能、将来の進路を選択する能力を身につけさせることは、中学校での普通教育の重要な内容をなす。[林 忠幸]

領域の拡大

近代国家は、わが国に限らず義務教育の内容として普通教育を重視してきた。つまり、普通教育は国民の相互理解を深め、国民の思想、信条、価値観および行動様式の一致をもたらす一般化、同質化の役割を担ってきたからである。それによって、国家はその統一と秩序と安寧とを維持しようと努めてきたのである。また、近代産業社会の発展に伴って、これまで相対立するかのように考えられてきた職業的知識や技能を与える教育も、普通教育の内容として受容されてきた。さらに、今日のような高度な情報化社会においては、普通教育の内容はますます高度化し、複雑、多岐にわたっている。このように、社会の発展とともに、国民として共通にもつべき基礎的教養としての普通教育の内容は著しく変化した。先進諸国における教育内容の精選といったカリキュラム改革の動きは、これに対応した一つの現れであった。
 近代国家の成立以来、普通教育は義務教育制度の確立とともに、学校教育という狭い枠内に押し込められてきたが、高度に発達し、急速に変化する今後の社会に適応できる国民の教育のためには、普通教育は学校教育の枠に縛られず、生涯教育の観点から見直されなければならないであろう。[林 忠幸]
『前田博著『教育の本質』(1979・玉川大学出版部) ▽兼子仁他編『教育小六法』(1982・学陽書房)』

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世界大百科事典内の普通教育の言及

【専門教育】より

…一定の職業に関して必要な専門的技能,知識を施し,あるいは学問の各種専門分野の研究者を養成する教育。普通教育に対置される概念。歴史的には,中世ヨーロッパにおいて僧侶,医者,弁護士などの高度な専門職養成のための,大学における神学,医学,法学などの教育を意味していた。…

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