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暖簾分け のれんわけ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

暖簾分け
のれんわけ

商家の奉公人が本家から別家すること。奉公人は多くの場合非血縁者であるが,特に番頭,手代は長年にわたって本家に奉公することによって,その報奨として別家をもたせてもらうことができる。その際暖簾分けと称して本家の屋号を使うことを許されたり,仕入れや得意先を分けてもらうなどの特典が与えられる。この暖簾分けの慣行は古くは京都や大阪の商家で多くみられた。農村社会でもこれに類似の慣行として奉公人分家があるが,暖簾分けも奉公人分家も原理的には同じものとみることができる。暖簾分けすることによって商家同族団が形成されていくが,別家は本家に対して独立後も奉仕しなければならない反面,危機に際しては本家から庇護や援助を受けることができる。また,暖簾分けされた別家同士は本家を中心に同族を成し,その関係は世代をこえて永続するのが一般的である。

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デジタル大辞泉の解説

のれん‐わけ【×簾分け】

[名](スル)商家で、暖簾を分けること。「番頭格の店員に暖簾分けする」→暖簾を分ける

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大辞林 第三版の解説

のれんわけ【暖簾分け】

( 名 ) スル
商家などで長年勤めた奉公人を独立させて、店の名前や信用などを分け与えること。

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