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有明山 ありあけやま

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

有明山
ありあけやま

長野県西部,飛騨山脈の前山にあり,松本盆地の西縁にそびえる山。標高 2268m。花崗岩から成り,山容が富士に似ているので,信濃富士とも呼ばれる。江戸中期頃から信仰の対象となり,大正末期までは信者の登山が多かった。

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世界大百科事典 第2版の解説

ありあけやま【有明山】

飛驒山脈(北アルプス)南東部,長野県南安曇(みなみあずみ)郡穂高町と北安曇郡松川村との境界にそびえる山。標高2268m。安曇野からは急峻な富士山形の山容にみえることから信濃富士,有明富士などともいい,古来,詩歌によくよまれた。中生代白亜紀の花コウ岩で構成され,山頂部は南北に細長く,東麓に有明神社の奥社がある。中世に修験道場として発展したが,現在は訪れる人も少なく静寂な山である。中房温泉からの登山路がある。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔長野県〕有明山(ありあけやま)


長野県西部、松本(まつもと)盆地の北西に位置する山。標高2268m。登山口に有明山神社が鎮座し、天(あま)の岩屋戸(いわやど)神話が伝わる。中世以降は修験(しゅげん)道場として知られた。中部山岳(ちゅうぶさんがく)国立公園に属する。台形の山容から信濃(しなの)富士の名もある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

有明山
ありあけやま

長野県松本盆地の北西に位置する北アルプスの前山。標高2268メートル。花崗(かこう)岩からなり、山容が富士に似ているので古来、地元では信濃(しなの)富士とよんでいる。山中には大小の滝があり、有明神社がある。
 古来から歌枕(うたまくら)として知られ、「かたしきの衣手(ころもで)寒く時雨つつ有明山にかかるむらくも」(後鳥羽院(ごとばいん))などと歌われた。山名は、天照大神(あまてらすおおみかみ)が岩戸にこもって天下が暗闇(くらやみ)になったとき、手力雄命(たぢからおのみこと)が岩の戸を投げ、その岩がここに落ち、天下が明るくなった山なので有明としたとの伝説がある。中世以後、修験(しゅげん)道場となり、近世享保(きょうほう)年間(1716~1736)からは行者の登山が行われている。[小林寛義]

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