朝光寺
ちようこうじ
[現在地名]社町畑
畑地内の南西部にある高野山真言宗寺院。鹿野山と号し、本尊は木造千手観音立像(県指定文化財)。現在住職はおらず、往古からの子院で当寺の近くにある高野山真言宗吉祥院・総持院の住職が交替で当寺住職を兼務する。白雉二年(六五一)法道の開創と伝える(「峯相記」など)。承元五年(一二一一)二月一九日の預所等連署開発田寄進状(朝光寺文書、以下断りのない限り同文書)によると、「朝光寺千手観音御宝前」に「鹿野之開発田」を預所藤原・下司慶珍・公文尾
が寄進している。弘安九年(一二八六)閏一二月四日には、久米預所下野左衛門尉に宛てた亀山上皇院宣(案)が出され、久米庄内朝光寺は往古から崇敬を集める霊所であるとして、本免田三段に加え新たに御祈祷料所七段を寄進しており、七段は「末包名内字牟呂」にあった(朝光寺新寄進田坪付注進状案)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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朝光寺
兵庫県加東市にある高野山真言宗の寺院。山号は鹿野山。本尊は十一面千手観世音。本堂は国宝、鐘楼は国の重要文化財に指定。
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
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