日本歴史地名大系 「本宮山」の解説
本宮山
ほんぐうさん
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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愛知県南東部,新城(しんしろ)市,岡崎市,豊川市の境にある三河高原南端の山。標高789m。山体は主として領家変成岩や雲母片岩からなり,本宮山断層と呼ばれる急崖で中央構造線の走る豊川に面する。南麓斜面は豊川の段丘がよく発達し,その上に古墳時代後期の炭焼平,上長山などの群集墳が分布している。古来から悩まされてきた段丘面の水不足は,1968年に完成した豊川用水西幹線により解消された。山麓には三河国一宮の砥鹿(とが)神社があり,その奥宮が山頂にまつられている。山頂には展望台,キャンプ場,放送局などのアンテナ群もある。本宮山に源を発して西流する男(おと)川(矢作(やはぎ)川の支流)は途中闇刈(くらがり)渓谷の景勝をつくり出している。1969年に本宮山を中心に7882haの本宮山県立自然公園が誕生し,75年には国道301号線和田峠から山頂部を通り田原坂までの11.6kmに本宮山スカイラインが開通した(2006年無料開放)。
執筆者:溝口 常俊
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
(1)愛知県東三河地方にある山。標高789メートル。領家片麻(りょうけへんま)岩、雲母(うんも)片岩よりなる。山麓(ろく)の豊川市(とよかわし)に三河国一宮の砥鹿(とが)神社、山頂に奥宮が祀(まつ)られ磐座(いわくら)(国見岩)がある。本宮山県立自然公園の一部で本宮山スカイラインが通じる。(2)愛知県犬山市南部に位置する本宮山(293メートル)は尾張(おわり)富士(275メートル)と相対し、背比べをしたという故事に由来する石上(いしあげ)祭が有名。近くに明治村がある。
[伊藤郷平]
…人口6529(1995)。旭川支流の宇甘川上流に位置し,町域は標高350m前後の吉備高原の一角を占め,東部に残丘地形の本宮山がある。本宮山付近の平たん面をはじめ町内の開発は第2次大戦後の開拓によるものが多い。…
※「本宮山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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