杵築[市](読み)きつき

百科事典マイペディアの解説

杵築[市]【きつき】

大分県国東(くにさき)半島南東部の市。1955年市制大部分は丘陵地で八坂川の流域河口平地が開ける。中心市街は中世以来城下町として発達。守江港は鉄道開通まで塩,青表の移出で栄えた。日豊本線,大分空港有料道路が通じる。1980年代半ばから先端技術産業の進出が続き,電機分野を中心に工業出荷額が大きく伸長している。ミカン栽培が盛んで,ジュース工場もある。ハウスイチゴ,キウイフルーツ,茶の栽培も行われる。2005年10月速見郡山香町,西国東郡大田村を編入。280.08km2。3万2083人(2010)。

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世界大百科事典 第2版の解説

きつき【杵築[市]】

大分県のほぼ中央,国東(くにさき)半島南部にある市。1955年杵築町と八坂,北杵築,奈狩江の3村が合体,市制。人口2万2112(1995)。市域は八坂川下流の三角州洪積台地,丘陵地に広がる。近世杵築藩の城下町として栄えた。明治以降,杵築は速見郡の東に偏していたため郡役所日出(ひじ)町に置かれたが,速見郡の中心都市としてよりは,国東半島南部の玄関口にあたる一地方中心都市としての特色をもっていた。

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