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枕返し マクラガエシ

デジタル大辞泉の解説

まくら‐がえし〔‐がへし〕【枕返し】

枕の向きを変えること。特に、人が死んだとき、北枕に変えること。
木枕を多く重ねて手でささげ、自由にもてあそぶ曲芸

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デジタル大辞泉プラスの解説

枕返し

日本の妖怪。寝ている人のを移動させたり、頭と足の向きを変えたりするもので、各地伝承がある。「反枕」とも。

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世界大百科事典 第2版の解説

まくらがえし【枕返し】

曲芸の一種。多数の木箱の枕を使って演じる芸で,枕を重ね,その角を利用して両手で自由に操作する。〈渡し〉〈肩くだり〉〈まわし〉などの技法がある。中国の弄枕(ろうちん)という芸系を引くと思われる。日本では若衆の芸で,慶安年間(1648‐52)に京都で竹田四郎兵衛が放下(ほうか)と一座して演じたが,延宝(1673‐81)ころには江戸で放下の長嶋玉之介が枕返しの名手として評判になった。江戸時代初期以降はおもに放下などが演目とし,のちには大道芸ともなり,角兵衛獅子の子どもたちも演じた。

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大辞林 第三版の解説

まくらがえし【枕返し】

枕の向きをかえること。特に、死者の枕を北枕にすること。 「 -なにやと例の様なる有様どもにしてければ/大鏡 伊尹
曲芸の一種。多数の木枕を重ねて、両手でもてあそぶもの。

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世界大百科事典内の枕返しの言及

【松井源水】より

…松井家の元祖玄長は,越中礪(砺)波(となみ)の出身で,霊薬反魂丹(はんごんたん)を創製し,2代目道三のときに富山袋町に移住して,武田信玄から売薬御免の朱印を受けた。延宝・天和(1673‐84)のころに,4代目玄水が江戸へ出て反魂丹を売りはじめたが,その宣伝,販売のために,箱枕をいろいろと扱う曲芸〈枕返し〉や居合抜きなどを演じた。享保(1716‐36)ごろには,居合抜きのほか曲独楽(きよくごま)(独楽)を演ずるようになり,将軍家重の浅草寺参詣のおりには上覧に供して御成(おなり)御用の符を拝領した。…

※「枕返し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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