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核型 かくがたkaryotype

翻訳|karyotype

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

核型
かくがた
karyotype

細胞の核分裂の際に現れる染色体の形,大きさ,数を記号でまとめて表示したもの。核型を調べる核型分析によって生物間の系統,分類や類縁関係をある程度知ることができる。核型を示すのに,たとえばソラマメでは,(1) K(2n)=12=2M+2m+8s とか,(2) 2n=12=2scAm+6Bst+4Ct などと書く。 (1) の式は染色体数が,複相 2nの体細胞で 12本,大染色体2本,中2本,小8本であることを意味する。さらに動原体の位置や二次狭窄 (くびれ) を示したのが (2) の式で,m,st,tはそれぞれ中部,次端部,端部にあることを示し,scは二次狭窄の存在を意味している。

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百科事典マイペディアの解説

核型【かくがた】

1個の核に含まれる染色体を大きさや形の順序にしたがって配列し,式や図で表したもの。染色体の長さ,紡錘糸がつく場所(動原体)の位置などが形の特徴となる。核型は核分裂(細胞分裂)で正確に娘(じょう)細胞に伝えられるのが普通で,分類や進化を調べる手掛りとなる。

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世界大百科事典 第2版の解説

かくがた【核型 karyotype】

遺伝情報の担い手であるDNAは生物の細胞中では主に染色体に存在している。一つの細胞に含まれる染色体の数および形は生物の種や系統によって一定していて,種の類縁関係を判定する細胞学的な指標となりうる。体細胞中にはそれぞれの両親に由来し,同じ対立遺伝子をもち同じ形状をした1対の染色体がある(性染色体は例外)。これを相同染色体homologous chromosomesという。一つの種の体細胞に含まれる相同染色体を識別し,染色体の形や大きさの順序に従ってこれを配列したものをその種の核型といい,このように核型を決定することを核型分析という。

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大辞林 第三版の解説

かくがた【核型】

各生物の種に固有な、染色体の数および形態による類型。

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