極道(読み)ゴクドウ

デジタル大辞泉 「極道」の意味・読み・例文・類語

ごく‐どう〔‐ダウ〕【極道/獄道】

[名・形動]
悪事を行ったり、酒色道楽にふけったりすること。身持ちが悪く、素行のおさまらないこと。また、そういう人や、そのさま。「―な亭主」「―の限りを尽くす」
素行の悪い人をののしっていう語。
[類語]暴行愚行非行乱行醜行暴力狼藉蛮行愚挙与太者ならず者地回りやくざ暴力団無頼漢無法者ごろつきごろちんぴら不良番長硬派暴走族走り屋愚連隊アウトローヤンキー

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精選版 日本国語大辞典 「極道」の意味・読み・例文・類語

ごく‐どう‥ダウ【極道・獄道】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) 悪事を行なうこと。あるいは、身持ちが悪く素行のおさまらないこと。放埒(ほうらつ)なこと。放蕩(ほうとう)道楽にふけること。また、その人やそのさまをののしっていう。
    1. [初出の実例]「あのやうなごくどうと腐り合ふたお花が行末」(出典:浄瑠璃・長町女腹切(1712頃)中)
  3. 他人をののしっていう語。
    1. [初出の実例]「イヤめづらしやごくどう、某も用事有てとくより是に有つるが、近比ぞんざい千万也」(出典:浄瑠璃・根元曾我(1698頃)一)

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