放埒(読み)ホウラツ

  • ほうらち ハウ‥
  • ほうらつ ハウ‥
  • ほうらつ〔ハウ〕
  • 放×埒

デジタル大辞泉の解説

[名・形動]《馬が柵(さく)である埒(らち)からはなれ出る意》
勝手気ままでしまりのないこと。また、そのさま。「放埓な文章」「放埓な行動をとる」
身持ちの悪いこと。酒色にふけること。また、そのさま。「放埓の限りを尽くす」「夜ごと放埓な日を送る」
[派生]ほうらつさ[名]

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (形動) =ほうらつ(放埒)
※高野山文書‐文永八年(1271)七月日・金剛峯寺年預置文案「但不住山之間、及濫行放埒(ハウラチ)者不之」
〘名〙 (形動) (馬が馬場の周囲の柵である埒(らち)を放たれるというところから)
① 勝手気ままにふるまうこと。きまりやしきたりに従わないこと。また、そのさま。放縦。
※中右記‐嘉承元年(1106)三月一〇日「今夕雖参内、所望放埒之由有風聞、仍不出仕
※筑波問答(1357‐72頃)「上手と言はれむ程の人は、地連歌にも放埒の悪き句をばせぬ事なり」
② (━する) ふしだらな行ないをすること。身持が悪いこと。酒色にふけること。また、そのさま。放蕩。遊蕩。
※名語記(1275)五「わが一門の人の放埒したるを、おもてぶせといへる」

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