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民族教育(読み)みんぞくきょういく

世界大百科事典 第2版の解説

みんぞくきょういく【民族教育】

文化をともにする集団としての民族の構成員に,みずからの経済的・社会的・文化的発展を自主的に追求できる態度・能力を育てる教育。ナショナリズムの教育に近いが,これは近代国家国民の教育を指しており,国民教育と民族教育とは必ずしも一致しない。たとえば日本では両者は一致していると思われがちだが,国民としての日本人にはアイヌ民族なども含まれ,一致はしていない。また民族教育の語は植民地・半植民地の民族や少数民族の独立と解放のための教育を指すことが多く,これら諸民族の抵抗意識や解放への願望がこの語にこめられることが多い。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の民族教育の言及

【外国人学校】より

…外国に住む自国の子弟のために,本国の政府あるいは教育関係団体が,母国語で母国の文化を教える目的で,その地に設置した学校をいう。ふつう送りだす側と迎える側の両面をもつ。日本の場合,送りだす側としては海外日本人学校を諸外国に特設し,迎える側としては在日外国人学校の設立を認めている。以下,後者について記すと,その歴史は明治の開国とともに始まる。ダーム・ド・サンモール校(1872,横浜)をはしりにして,アメリカン・スクール(1902,東京)など,欧米人子弟を対象に英語で教える学校が設立され,これらが日本の外国人学校の主流となった。…

※「民族教育」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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