デジタル大辞泉 「電光石火」の意味・読み・例文・類語 でんこう‐せっか〔デンクワウセキクワ〕【電光石火】 1 稲妻や火打ち石が発する閃光せんこう。きわめて短い時間のたとえ。2 動作が、きわめて速いこと。すばやいこと。「電光石火の早業はやわざ」[類語](1)瞬間・一瞬・瞬時・刹那・一刹那・とっさ・寸時・片時・数刻・寸刻・一刻・束の間・たまゆら・須臾しゅゆ・短い・暫しばらく・暫しばし・暫時・少時・ひとしきり・時の間・瞬く間・見る間に・一時いっとき・一時ひととき・半時・寸陰・短時間・一時・一時的・かりそめ・短日月・短時日・一朝・一朝一夕・寸秒・はかない・あっと言う間・間髪を容いれず/(2)敏活・敏速・敏捷 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「電光石火」の意味・読み・例文・類語 でんこう‐せっかデンクヮウセキクヮ【電光石火】 〘 名詞 〙① きわめて短くはかない時間をたとえていう語。[初出の実例]「見レ身只如二夢幻泡影一、又似二電光石火一」(出典:新撰類聚往来(1492‐1521頃)中)「電光石火の我が身、しばらくもとどまることあたはず」(出典:鉄眼禅師仮名法語(1691)四)② 動作や振舞いがきわめてすばやいことをたとえていう語。[初出の実例]「電光石火(デンカウセックヮ)稲妻が手練に刀打落され」(出典:浄瑠璃・伽羅先代萩(1785)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
四字熟語を知る辞典 「電光石火」の解説 電光石火 いなびかりや火打ち石が出す火花。転じて、動作やふるまいがきわめてすばやいことのたとえ。 [使用例] 不可能を可能にする唯一の方法は、それをきわめて簡単に、電光石火にやっつけるということしかないだろう[石川淳*荒魂|1964] [使用例] いくらでくのぼうの秀能でも、最初から犯人のわかっているこんどのような事件なら、電光石火の早業で解決することができるであろう[花田清輝*小説平家|1965~67] 出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報