法面(読み)ノリメン

精選版 日本国語大辞典 「法面」の意味・読み・例文・類語

のり‐めん【法面】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「のりづら」とも ) 土を削り取った所、また、土を盛った所にできた斜面。堤防側面の斜面など。のり。

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改訂新版 世界大百科事典 「法面」の意味・わかりやすい解説

法面 (のりめん)

建設工学用語。一般には切取りまたは盛土によってつくられた人工的傾斜面のことであるが,自然傾斜面ものり面ということがある。切取りののり面は,もともと安定していた自然の地盤を切り取ってその安定を破壊するものであり,また盛土ののり面は,盛土の施工後日の浅いうちはまだ十分に安定していないので,大雨などの状況の変化によってしばしば崩壊を起こすことがある。のり面崩壊の原因は種々あるが,雨水や地下水の浸透などによる浸食,風,気温などによる風化作用,また,地震による振動や地震力などがあげられる。このような崩壊による自然災害を防止するために,地山が非常に堅固な場合やのり面の傾斜が非常に小さい場合などを除いては,のり面を保護するためになんらかの対策が施される。芝などの植生によるのり面保護は,構造物によるものに比べて永久的であり,工事費も低廉でかつ将来の拡張支障を与えることが少ないので,事情の許すかぎりのり面保護は植生によることが望ましい。強酸性土壌,湧水が多くかつ凍結のはなはだしいところ,浮石または節理のある岩石風化のおそれのある岩盤など植物の生育に適しない場合,また,強い土圧を受けるのり面や土砂崩壊のおそれのあるところは,これに抵抗する強度のある構造物によって保護する必要がある。構造物によるのり面保護工には,のり面を覆って風化浸食を防止するモルタル吹付け,コンクリート張り,のり枠,蛇籠などの保護工と,落石などを防止する落石防止柵,落石防止網,落石覆がある。また,土圧に抵抗してのり面全体の安全を確保するためには,ブロック積み,石積み,コンクリートなどの擁壁が用いられる。
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最新 地学事典 「法面」の解説

のりめん
法面

slope

盛土や切土によってつくられた人工斜面。盛土・切土などの斜面の傾斜を「のり」といい,上端部をのり肩,下端部をのり尻と呼ぶ。通常は高さ数mごとに幅1~3mの小段を設ける。のり面の傾斜角(のり勾配)はのり面の安定性を左右し,構成する土質・地質条件によって決まる。軟弱地盤では緩く,岩質地盤ではきつくとられることが多い。のり勾配は鉛直高さ1に対する水平距離1.25ののり面を1:1.25(1割2分5厘)と表現する。

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