コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

浅山一伝流 あさやまいちでんりゅう

2件 の用語解説(浅山一伝流の意味・用語解説を検索)

大辞林 第三版の解説

あさやまいちでんりゅう【浅山一伝流】

剣・柔・槍・鎌などの術を総合した武術の流派。丸目主水に発するといわれ、江戸初期浅山一伝斎が大成した。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

浅山一伝流
あさやまいちでんりゅう

天正(てんしょう)(1573~1591)のころ浅山一伝によって開かれた武術の流儀。初めは剣術、居合(いあい)、柔術、捕手(とりて)、鎌(かま)、棒などを含む総合的な武術であったが、近世に入って各地に多くの分派を生じた。流祖一伝についても、分派によって伝承を異にし、その出身地、年暦とも明らかではない。それらのうちおもなるものを次にあげる。
(1)『武芸小伝』の著者日夏繁高(ひなつしげたか)の父弥助能忠(やすけよしただ)(丹波篠山(たんばささやま)藩士)を6代とする一伝流抜刀術では、丸目主水正(もんどのしょう)を元祖とし、国家弥右衛門を経て朝山内蔵介(くらのすけ)に至り、海野一郎右衛門、金田源兵衛とつないで、能忠(貞享(じょうきょう)3年没、62歳)に及んでいる。
(2)享保(きょうほう)~寛政(かんせい)期、江戸で高名な浅山一伝流森戸稽古(けいこ)場の記録によれば、流祖浅山一伝斎重晨(しげあき)から五伝を経て中興の祖浅山一伝重行(元禄(げんろく)4年6月没)に至り、この重行から家祖森戸三太夫朝恒(正徳5年5月没)が直伝を受け、1702年(元禄15)に指南を始めたとしている。同派の伝書によれば、平稽古の本形(ほんかた)だけで、木刀、颯(しない)、小太刀(こだち)、鎌、棒、居合、小具足、柔下組、立合、外物などあわせて94本の多数にのぼっている。一方、武者組、捕手などの個別コースも用意され、それぞれ目録、免状を授与された。また時代の要求に応じて、元文(げんぶん)年間(1736~1741)には、目録以上の者に、竹具足(胴(どう))を着用しての仕合稽古を許している。久留米(くるめ)藩の津田一伝流は、幕末この門から分立したものである。
(3)松江藩の不伝流伝書によれば、この流は浅山一伝一存(かずのり)(貞享4年1月没、78歳)の高弟伊藤長太夫次春(号不伝)が、師伝のうちから蕪雑(ぶざつ)なものを捨て純粋なものを撰(え)り出して居合の一流をたて、従来の刃引稽古から木刀、撓(しない)による稽古へと改編したものである。
 以上の諸資料から、朝山内蔵介と一伝斎重晨、一伝重行と一伝一存には、いろいろ共通点も考えられるが、同一人物とするにはなお検討の余地がある。[渡邉一郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

浅山一伝流の関連キーワード黃・亢・交・仰・侯・倖・候・光・公・功・劫・効・勾・厚・口・叩・后・向・咬・哄・哮・喉・坑・垢・好・孔・孝・宏・寇・工・巧・巷・幸・広・庚・康・廣・弘・後・恆・恍・恒・恰・慌・抗・拘・控・攻・效・昂・曠・更・校・格・梗・構・江・洪・浩・淆・港・溝・狡・甲・皇・皎・皓・睾・硬・稿・紅・絞・綱・考・耕・耗・肓・肛・肯・肴・腔・膏・膠・興・航・荒・薨・虹・行・衡・講・貢・購・逅・郊・寬・漢・乾・冠・函・刊・勘・勧・勸・卷・喊・喚・堪・奸・姦・完・官・寒・寛・嵌・巻・干・幹・悍・患・感・慣・憾・換・敢・旱・柑・桿・棺・檻・款・歓・歡・汗・浣・渙・漢・灌・環・甘・甲・癇・監・看・瞰・竿・管・簡・緘・緩・缶・罐・翰・肝・艦・艱・観・觀・諫・貫・還・鑑・閑・間・関・關・陥・陷・館・鹹祉・視・仔・仕・伺・使・侈・刺・史・司・嗜・嗣・嘴・四・址・士・姉・始・姿・子・尸・屍・巳・市・師・幟・弑・弛・志・思・恣・指・摯・支・斯・施・旨・枝・梓・止・此・歯・死・氏・滓・熾・疵・矢・示・祀・祉・祠・私・糸・紙・紫・絲・翅・肆・肢・脂・至・視・詞・試・詩・誌・諡・諮・資・賜・趾・雌・飼・齒涉・祥・上・傷・償・勝・匠・升・召・哨・唱・商・嘗・嘯・声・奨・妾・姓・娼・宵・将・將・小・少・尚・庄・床・廠・彰・従・性・悄・憔・憧・承・抄・招・捷・掌・昇・昌・星・昭・晶・松・梢・檣・正・沼・消・渉・漿・瀟・焦・焼・照・燒・牆・獎・生・症・相・省・睫・硝・礁・祥・称・章・笑・粧・精・紹・翔・肖・荘・蕉・蕭・薔・衝・装・裳・觴・訟・証・詔・詳・誦・請・證・象・賞・蹤・逍・醤・器・既・祈・亀・企・冀・几・危・喜・器・基・奇・姫・嬉・季・寄・岐・己・希・帰・幾・徽・忌・悸・愧・揮・旗・既・期・机・棄・棋・機・歸・毀・毅・気・氣・汽・畿・癸・祈・稀・窺・紀・綺・羈・肌・規・記・詭・貴・起・跪・軌・輝・飢・饑・騎・騏・驥・鬼・麾僧・層・巢・争・倉・僧・創・双・叟・叢・喪・嗽・噪・壮・壯・奏・宗・層・巣・惣・想・愴・挿・捜・掃・掻・搔・插・操・早・曹・曽・曾・桑・槍・槽・漕・漱・燥・爪・爭・爽・痩・瘦・瘡・相・窓・箏・糟・綜・総・總・聡・草・荘・莊・葬・蒼・藪・藻・装・裝・走・踪・躁・送・遭・雙・霜・騒・騷禍・下・仮・伽・何・佳・価・假・價・加・化・卦・可・呵・嘉・夏・嫁・家・寡・戈・暇・果・架・歌・河・渦・火・瑕・瓜・禍・禾・科・稼・窩・箇・花・苛・荷・菓・華・訛・訶・課・貨・迦・過・霞・靴・顆世・井・凄・制・勢・声・姓・婿・征・性・成・掣・政・整・斉・星・晴・棲・正・歳・清・牲・生・盛・省・穽・精・聖・聲・臍・製・西・誓・誠・請・逝・醒・青・靖・静・靜・齊鬭・倒・偸・党・冬・凍・刀・到・唐・塔・套・島・当・悼・投・搭・東・桃・桐・棟・湯・滔・濤・灯・燈・當・痘・登・盗・盜・祷・禱・稲・稻・等・筒・答・糖・納・統・蕩・藤・討・読・謄・豆・踏・蹈・逃・透・闘・陶・韜・頭・騰・黨仙・僭・先・剪・千・占・宣・専・專・尖・川・戦・戰・扇・撰・擅・旋・染・栓・殲・泉・洗・浅・淺・潛・潜・煎・煽・疝・癬・穿・箋・箭・籤・線・繊・纖・羨・腺・船・薦・詮・譫・賤・践・踐・遷・選・銑・銭・錢・閃・阡・餞・饌・鮮

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone