滝沢[市](読み)たきざわ

百科事典マイペディア 「滝沢[市]」の意味・わかりやすい解説

滝沢[市]【たきざわ】

岩手県,盛岡市の北西に隣接する市。市域北西端には岩手山鎮座一帯十和田八幡平国立公園に属し,東麓は陸上自衛隊岩手山演習場で占められる。市の東側,盛岡市との境は北上川アイジーアールいわて銀河鉄道と東北新幹線がこれに平行して通じ,南端は雫石川とJR田沢湖線,国道46号がかすめる。国道4号と国道282号が分岐し,その近くに東北自動車道の滝沢インターチェンジがある。岩手山麓には規模の大きな牧場が点在し,西側の雫石町にまたがる地域には小岩井農場もあるほか,農業関連の研究施設が多数立地している。駒形神社の年中行事〈チャグチャグ馬っこ〉は有名。近年,盛岡市側での都市化が進み人口急増,2014年1月に村から市へ昇格となった。182.46km2。5万3857人(2010)。

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