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漢代美術 かんだいびじゅつ

世界大百科事典 第2版の解説

かんだいびじゅつ【漢代美術】

殷・周代の荘重怪奇で重厚な造形作品と比べ,秦・漢代のそれは簡明平易で多彩である。それは,晦渋な饕餮文(とうてつもん)の呪縛から解き放たれ,対象をありのままに見る写実の世界への展開である。もちろんその変化は突然ではない。春秋・戦国の間における,宗族による祭政一致の支配から官僚制の中央集権君主制への社会の転換は,美術工芸を新たな支配者が希求する現世的願望の表現へと転換させてきた。始皇帝による古代帝国の完成で美術工芸もその最大の表現の場を得た。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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