焼津神社(読み)ヤイヅジンジャ

デジタル大辞泉 「焼津神社」の意味・読み・例文・類語

やいづ‐じんじゃ【焼津神社】

静岡県焼津市にある神社祭神日本武尊やまとたけるのみことほか三神。俗称、入江いりえさん。

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精選版 日本国語大辞典 「焼津神社」の意味・読み・例文・類語

やいづ‐じんじゃ【焼津神社】

  1. 静岡県焼津市焼津にある神社。旧県社。祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)ほか三柱。反正天皇四年の創建と伝える。日本武尊の向火草薙(くさなぎ)の事跡を伝える故地とされる。入江大明神。

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日本歴史地名大系 「焼津神社」の解説

焼津神社
やいづじんじや

[現在地名]焼津市焼津二丁目

北東流する小石こいし川の右岸にある。祭神は日本武尊、相殿に吉備武彦命・大伴武日連命・七束脛命を祀る。旧県社。「延喜式」神名帳にみえる益頭ましず郡並小四座のうち「焼津ヤキツノ神社」は当社に比定される。景行四〇年日本武尊は東国平定の折、当地で賊を焼滅ぼしたとされ、この地を焼津やいつと名付けたという(古事記・日本書紀)。その後日本武尊の功徳を敬い祀ったと伝え、創建は反正四年とされる(駿河国風土記)。駿河国諸郡神名帳には「正四位下益津郡焼頭明神」と記される(修訂駿河国新風土記)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「焼津神社」の意味・わかりやすい解説

焼津神社
やいづじんじゃ

静岡県焼津市焼津に鎮座。旧県社。祭神は本殿に日本武尊(やまとたけるのみこと)、相殿(あいどの)に尊の東征に従った吉備武彦(きびのたけひこ)、大伴武日連(おおとものたけひのむらじ)、七束脛(ななつかはぎ)を祀(まつ)る。焼津は、景行(けいこう)天皇40年、日本武尊が東国征定の途中、野火の難にあい、向火(むかいび)をつけて草薙剣(くさなぎのつるぎ)で草を薙(な)ぎ払った所という、『日本書紀』の地名起源説話に由来する。当社の創建年代は不明であるが、『駿河国風土記(するがのくにふどき)』では反正(はんぜい)天皇4年と伝える。927年(延長5)成立の『延喜式(えんぎしき)』神名帳には国幣の小社として記載する。今川氏は社領500石を寄進、また徳川家康社殿を造営し、70石の朱印地を寄せた。例祭8月13日で、神輿(みこし)渡御があり「焼津の荒祭り」として名高い。

[土岐昌訓]


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デジタル大辞泉プラス 「焼津神社」の解説

焼津神社

静岡県焼津(やいづ)市にある神社。祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)、吉備武彦命(きびのたけひこのみこと)、大伴武日連命(おおとものたけひのむらじのみこと)、七束脛命(ななつかはぎのみこと)。旧称「入江大明神」。8月の大祭の勇壮な神輿渡御が有名。

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