デジタル大辞泉
「物入り」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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もの‐いり【物入・物要】
- 〘 名詞 〙
- ① 費用のかかること。金銭を費やすこと。出費。散財。
- [初出の実例]「太史公曰が、どれも物いりで解するが、大事なぞ」(出典:史記抄(1477)一九)
- 「是がおさめなれば、すこし物入もいとはず」(出典:浮世草子・好色五人女(1686)二)
- ② 金銭や物品などを収め入れること。収入。
- [初出の実例]「その間の物入を御門徒から更になし」(出典:本福寺跡書(1560頃)大宮参詣に道幸〈略〉夢相之事)
- ③ 能楽で、演者が舞台上で作り物[ 一 ]⑧の中へ入ること。
- [初出の実例]「再登場までの中休みが、〈略〉本質的には『道成寺』などの物入りと同じ意味のものであった」(出典:古典と現代文学(1955)〈山本健吉〉詩劇の世界)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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