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甘栗 アマグリ

6件 の用語解説(甘栗の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

あま‐ぐり【甘×栗】

栗の実を熱した小石の中に入れ、糖液を加えて蒸し焼きにしたもの。中国産の小粒の栗を用いる。
平安時代、新任の大臣の大饗(たいきょう)のとき、天皇から賜る搗(か)ち栗

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百科事典マイペディアの解説

甘栗【あまぐり】

中国原産のテンシン(天津)グリ(小粒で渋皮のむきやすい種類)を,小石まじりの砂に糖分を加えて攪拌(かくはん)しながら焼いたもの。また平安時代に大臣が正月や新任の際の大饗(たいきょう)に,天皇から賜る搗栗(かちぐり)をいい,その使を〈甘栗の使〉といって蔵人(くろうど)が奉じた。
→関連項目石焼きクリ(栗)

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典の解説

あまぐり【甘栗】

①釜(かま)などで小石を熱した中に栗を入れ、黒砂糖や水あめを加えてかき混ぜながら焼いたもの。中国産の小粒の栗を用いる。食べるときは、鬼皮に傷をつけて割ると、渋皮とともにきれいにはがれる。皮をむいたものも市販されている。
②平安時代、大臣の大饗(たいきょう)(大臣家が主催する恒例の饗宴)の際に朝廷から大臣に賜ったかちぐり

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世界大百科事典 第2版の解説

あまぐり【甘栗】

中国栗をなべの中で砂といっしょにいり,熱がよく通ったときにゴマ油と砂糖を加えていり上げたもの。糖炒栗子と呼び,中国北部の重要な間食である。甘栗の作り方は,日本も中国も同じである。甘栗にするクリは中国北部の河北省辺で多産する。天津が集産地であったから日本では天津栗というが中国では板栗といい,品質は最も優れている。日本では平安時代,大臣に新任されたときの大饗(たいきよう)などのさい,朝廷から蘇(そ)と甘栗を賜るならわしがあり,それを届ける勅使を蘇甘栗使(そあまぐりのつかい)と呼んだ。

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大辞林 第三版の解説

あまぐり【甘栗】

熱した小石の中に入れ、甘味料を加えてかき回しながら加熱して製した栗。中国産の小粒の栗(天津栗)を用いる。
平安時代、大臣の大饗たいきようの際に天皇から大臣に賜る搗ち栗。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

甘栗
あまぐり

(1)中国産の天津(てんしん)グリを、甘味材料を加えた小砂利とともに炒(い)った、焼き栗の一種。天津甘栗ともいう。平鍋(ひらなべ)に、丸みのある小砂利を入れて加熱し、この中で天津グリを攪拌(かくはん)加熱しながら炒り上げる。砂糖の糖蜜(とうみつ)を加えて、香りづけと皮のつや出しを行う。明治時代、中国人が東京で売り出したのが始まりといわれている。日本産のクリと異なり、炒り上げたものは、爪(つめ)で皮に傷つけて割ると、外皮と渋皮が果肉からきれいにはがれる。
(2)搗栗(かちぐり)の皮、渋を除いたものを古くは甘栗といった。中古以来、大臣が、毎年正月または新任のとき諸大臣以下殿上人を招待して行う大饗(たいきょう)に、天皇が甘栗を下賜される習わしがあったが、この勅使を甘栗の使いといい、六位の蔵人(くろうど)が務めた。[河野友美]

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世界大百科事典内の甘栗の言及

【河北[省]】より

…農作物中とくに重要なのは綿花で,石家荘以南の京広鉄道沿線一帯を主産地とし,産額は全国各省中第一である。その他の経済作物では麻,ラッカセイ,ゴマ,大豆,タバコなどがあり,果物では梨,ブドウ,桃,栗などが有名で,とくに栗は甘栗として日本人に親しまれ,東部の燕山山脈の南麓一帯に産する。牧畜としては張北高原に馬,牛,羊があり,張家口は家畜,毛皮の集散地である。…

【クリ(栗)】より

…(1)チュウゴクグリC.mollissima Blume.(英名Chinese chestnut)は中国原産で,板栗といい,華北から雲南地方に分布する。天津甘栗あるいは甘栗の名称で市販されている焼き栗は華北の万里の長城周辺地域で生産されたものが天津市に集荷され,そこから輸出されたためにつけられた名前である。渋皮がはがれやすく,焼き栗にしたとき食べやすいが,日本での栽培はクリタマバチ被害のためむずかしい。…

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