生生流転(読み)ショウジョウルテン

デジタル大辞泉 「生生流転」の意味・読み・例文・類語

しょうじょう‐るてん〔シヤウジヤウ‐〕【生生流転】

万物が限りなく生まれ変わり死に変わって、いつまでも変化しつづけること。せいせいるてん。
[補説]書名別項。→生々流転

せいせい‐るてん【生生流転】

しょうじょうるてん

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精選版 日本国語大辞典 「生生流転」の意味・読み・例文・類語

せいせい‐るてん【生生流転】

  1. 〘 名詞 〙しょうじょうるてん(生生流転)
    1. [初出の実例]「諸行無常や生々流転(セイセイルテン)といった観念があまりにこれまで強調されすぎた」(出典俳句世界(1954)〈山本健吉〉五)

しょうじょう‐るてんシャウジャウ‥【生生流転】

  1. 〘 名詞 〙 万物がたえず生まれては変化していくこと。次々に別の状態に移り変わって、いつまでも変化しつづけること。せいせいるてん。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「生生流転」の意味・わかりやすい解説

生生流転
しょうじょうるてん

生まれ変わり、死に変わりして、輪廻(りんね)の世界で次々と生を繰り返すことをいう。仏教では、生あるものは、自己のなした行為の結果が目に見えない余力としての業(ごう)(カルマン)となり、その業の善悪によって、死後、六道(天、人、修羅(しゅら)、畜生餓鬼(がき)、地獄)のうちのいずれかに生まれ変わり、業の尽きるまでそれを繰り返すと説く。修行によって煩悩(ぼんのう)を断じ、悪業を滅して、輪廻の生存から脱するのが解脱(げだつ)である。

[藤井教公]

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四字熟語を知る辞典 「生生流転」の解説

生生流転

万物が絶えず形を変えて生まれ変わっていくこと。次々に上体が変化しながら移り変わり続けること。

[活用] ―する。

[使用例] 一方焦点に生々流転する変形過程があり[花田清輝*変形譚|1946]

[使用例] 要因として、諸行無常や生々流転といった観念があまりにこれまで強調されすぎた[山本健吉*俳句の世界|1954]

[解説] 「しょうじょうるてん」とも。

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