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生産指数 せいさんしすうproduction index

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

生産指数
せいさんしすう
production index

生産数量の動態的変化を示す指数。個別品目の基準時の数量に対する比較時の生産数量の変化を算出し,それぞれの品目の生産額または付加価値額をウエイトにして合成される。通常は鉱工業とか農林水産業とかの産業別に作成される。日本での生産指数の代表例としては経済産業省の公表する鉱工業生産指数があり,これはラスパイレス式による基準時付加価値ウエイトおよび生産額ウエイトの両指数で公表されており,基準時は5年ごとに改定される。分類は業種分類と特殊分類の2方法があり,また出荷指数,在庫指数などの関連指数も併用できる。

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百科事典マイペディアの解説

生産指数【せいさんしすう】

通常は,生産量の変動を基準時の生産量と比較した指数をいう。これは各種品目を総合した指数であるから,各品目の生産量の変動に基準時の付加価値額(生産金額から原料や減価償却費や税等を除いた賃金・利潤等の所得部分)に応じたウェイトをかけて作成される。
→関連項目工業統計

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世界大百科事典 第2版の解説

せいさんしすう【生産指数 production index】

生産活動の変動をみるための指数であり,比較時点の生産量を基準時点の生産量で除すことによって求められる。国全体の生産指数は,個別の産業の生産指数を一定ウェイト(通常は各産業の付加価値額が用いられる)で集計することによって作成される。生産指数のなかでとくに利用されるのは,通産省によって毎月発表されている鉱工業生産指数で,これは重要な景気指標の一つである(〈鉱工業統計〉の項参照)。【牧野 文夫】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

生産指数
せいさんしすう
production index

個々の生産活動あるいは総合的な生産活動の動きを、時間的あるいは地域的な差異を比較しやすいように、基準となる数値を設け、それに基づいて指数として表したもの。生産金額の動きを指数化する場合もあるが、一般には生産数量の動きを対象として作成されるため、生産数量指数を意味するものと考えられている。この場合には、経済諸指標のなかで物価指数に対応するものとなる。
 生産(数量)指数には、個々の品目についての生産動向を指数として示す個別生産指数と、それらを産業別、用途別、あるいは地域別などに集計して作成される総合生産指数とがある。後者は個々の異なった品目の相対的な変化を合成したものであるが、その作成方法としては、品目ごとの付加価値あるいは生産金額をウェイトとした加重平均によるのが普通である。
 わが国では、経済産業省によって「鉱工業生産指数」が、おもに生産動態統計に基づいて業種別、用途別、地域別に作成され、毎月公表されている。作成方式は、付加価値ウェイトのラスパイレス算式によっている。農林水産業に関する生産指数は、農林水産省によって作成され、こちらは生産金額ウェイトのラスパイレス算式が用いられている。[高島 忠]

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