生白い(読み)ナマジロイ

デジタル大辞泉 「生白い」の意味・読み・例文・類語

なま‐じろ・い【生白い】

[形][文]なまじろ・し[ク]《「なましろい」とも》いくらか白い。また、肌などの色がいやに白い。そのような人の弱々しさについてもいう。なまっちろい。「病み上がりの―・い顔」
「やはり―・く笑いながら立ち上がった」〈康成温泉宿
[派生]なまじろさ[名]
[類語]白い白白しろじろ白白しらじら白っぽい真っ白い真っ白け真っ白仄白い雪白せっぱく雪白ゆきじろ皚皚がいがい雪を欺く真白い純白白色白妙しろたえ乳色乳白色ミルク色灰白色象牙色ホワイトオフホワイトアイボリー蒼白そうはく白白しい白皙はくせき色白白面白地しらじ白地しろじ

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精選版 日本国語大辞典 「生白い」の意味・読み・例文・類語

なま‐じろ・い【生白】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]なまじろ・し 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「なましろい」とも。「なま」は接頭語 )
  2. なんとなく白みを帯びている。少し白い。〔羅葡日辞書(1595)〕
  3. いやに白い。なまっちろい。
    1. [初出の実例]「年は二十四五いろなましろく」(出典:安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉初)

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