デジタル大辞泉
「白面」の意味・読み・例文・類語
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はく‐めん【白面】
〘名〙
②
顔色の白いこと。色白の顔。多く、若い男にいう。
④ 年少で未熟なこと。
※
文徳実録‐嘉祥三年(850)五月壬午「野上対、是京洛一白面耳」 〔徐陵‐河東康簡王墓誌〕
しろ‐つら【白面】
〘名〙
歌舞伎の
化粧法の
一つ。顔を白く塗るもの。現在では、
赤面(あかづら)の
敵役に対し、
正義を表現する
立役の化粧をいうことが多い。古くは、顔に何も塗らないで、
単独に正義を表現し、荒事を演ずる
勇者をいうこともあった。しろっつら。
白塗り。
※評判記・役者正月詞(1726)江戸「此時は顔をぬられず白面の角(すみ)前髪見ごと見ごと」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「白面」の読み・字形・画数・意味
【白面】はくめん
美顔。また、若輩。〔宋書、沈慶之伝〕陛下、今、國を伐たんと欲して、白面の書生輩と之れを謀る。事、何に由りてか濟(な)らんや。字通「白」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報