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産婦の心得とお産の進め方 さんぷのこころえとおさんのすすめかた

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家庭医学館の解説

さんぷのこころえとおさんのすすめかた【産婦の心得とお産の進め方】

●安産のこつ
 産婦の心得としてたいせつなことは、つぎの3点です。
①分娩(ぶんべん)は生理的な現象であり、けっして病気ではないということを理解する。
赤ちゃんは、医師や助産師に産ませてもらうのではなく、自分の力で産むのだということを自覚する。
③お産についての正しい知識をもつ。
 まず、①の生理的現象ですが、ふつう、大部分の妊婦は異常なくお産を終了します。ですから、お産に対する恐怖心を捨て、気持ちを楽にもつことがたいせつです。
 つぎに、②の自分の力で産むということについてですが、自然界ではすべての生物が自らの力で新しい生命を生み出しており、医師や助産師の介助はありません。また、人間も、以前は医師や助産師の介助なしに出産をなしとげてきたのです。
 お産に対し受け身の気持ちでいると、逆に、お産の進行が遅れ、難産になることもあります。最近では、かわいがられすぎたペットたちが、自力で出産できず、獣医に赤ちゃんを引っぱり出してもらうことが多くなっているとよくききますが、うなずける話です。
 あくまでも、医師や助産師は、万一のときの異常に備えて待機しているのだと思いましょう。
 最後に、③のお産についての正しい知識をもつということは、自分自身の妊娠経過についての理解を深め、誤った迷信やことばに惑わされないようにするということです。これは、よけいな不安を取り除き、安心して分娩に臨める心の余裕をもつうえで、たいへん重要です。
 情報化社会といわれる現代ですが、妊婦のもつお産の知識が増えたという利点とともに、それでなくても通常よりナイーブになっている妊婦たちに、よけいな心配も一緒に与えてしまっている傾向にあります。
 お産には、個人個人によって異なった経過があります。主治医に自分の状況を聞いて正しく理解し、積極的に分娩に臨むよう心がけることがたいせつです。
 そして、なにか不安にとりつかれるようなことがあったら、「案ずるより産むが易(やす)し」ということばを思い出してください。
●お産の経過と時間
 お産にかかる時間は、初産(しょさん)で平均14時間、経産(けいさん)では6~7時間です。これをお産の進みぐあいによりつぎのように大きく3つの時期に分けています。
 第1期(開口期(かいこうき)) 陣痛(じんつう)によって子宮口(しきゅうこう)が開き始めてから、胎児(たいじ)が通過できる大きさ、つまり子宮口全開大(ぜんかいだい)(直径約10cm)になるまでの時期をいい、初産では12~15時間、経産では4~6時間です。
 第2期(娩出期(べんしゅつき)) 破水(はすい)してから胎児が生まれるまでの時期。初産なら1~3時間、経産で1時間くらいです。
 第3期(後産期(こうさんき)) 胎児が生まれてから、胎盤(たいばん)が出てしまうまでの時期。30分くらいです。

出典|小学館
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それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

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