疎水コロイド(読み)そすいコロイド

百科事典マイペディア「疎水コロイド」の解説

疎水コロイド【そすいコロイド】

水を分散媒とするコロイド溶液のうち,水とコロイド粒子との親和性が弱いもの。少量の電解質を加えると容易に凝結を起こす。金属,金属硫化物,金属水酸化物などのコロイド溶液がこれに属する。疎水コロイドはその粒子間の静電的反発力により分散しているため,微量の電解質によってその荷電が中和されて凝結するのであり,微量の親水コロイドを添加すると安定化することが多い(保護コロイド)。
→関連項目コロイド

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「疎水コロイド」の解説

疎水コロイド
そすいコロイド
hydrophobic colloid

水を分散媒とするコロイドで,微粒子として分散している分散相の親水性が小さいもの。分散媒としての水との親和力が小さいため不安定で,少量の電解質を加えると凝析して沈殿を生じやすい。金属やその硫化物など多くの無機化合物のコロイドがこれに属する。さらに分散媒が水以外の他の液体で,分散相との親和力が小さいコロイドを疎液コロイドという。

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精選版 日本国語大辞典「疎水コロイド」の解説

そすい‐コロイド【疎水コロイド】

〘名〙 (コロイドはcolloid) 分散媒である水とコロイド粒子との親和性が弱いコロイド。金・銀などの金属元素、水酸化鉄など重金属の水酸化物、硫化砒素などの硫化物がつくりやすい。チンダル現象を示し、粒子はブラウン運動を行なっている。一般に不安定で少量の電解質で凝結しやすい。疎水膠質。⇔親水コロイド

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化学辞典 第2版「疎水コロイド」の解説

疎水コロイド
ソスイコロイド
hydrophobic colloid

水を分散媒とするコロイドで,少量の電解質を加えると容易に凝集沈殿を起こすもの.金属,金属の硫化物や水酸化物など,無機物質のコロイドが多い.一般に,強いチンダル効果を示し,かなり小さな粒子でも,限外顕微鏡を用いてその存在を確認したり,ブラウン運動を観察することができる.

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世界大百科事典内の疎水コロイドの言及

【コロイド】より

…これを凝結という。凝結しやすいコロイドを疎水コロイドhydrophobic colloid,あるいは一般的に疎液コロイドlyophobic colloidという。疎水コロイドは多く微細な結晶質あるいは非晶質の粒子が分散した系で,このように微細ではあるが独立した一つの相をつくる粒子が分散したコロイド系を粒子コロイドという。…

※「疎水コロイド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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