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眉山 びざん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

眉山
びざん

徳島市にある孤立した山。標高 290m。万葉集に「眉のごと雲居に見ゆる阿波の山」とあり,眉山の名はこれにちなむ。古くは聖なる山として信仰され,民俗学的に神迎えの山であった。次いで城下町の防御の山ともなったが,現在,山頂は展望地で,遊歩道,ドライブウェー,ロープウェーが通じ,眉山公園となっている。桜の名所で,北東麓に薬師寺春日神社,南麓竹林院がある。第2次世界大戦戦没者慰霊塔のパゴダ小泉八雲と並ぶ日本文化の紹介者モラエスの遺品を展示したモラエス館がある。

眉山
まゆやま

長崎県南東部,島原半島中部,雲仙岳の東側にある側火山寄生火山)。「びざん」ともいう。島原市に属する。標高 819m。山頂は天狗山七面山とに分かれる。寛政4(1792)年の地震で天狗山が崩壊し(→雲仙岳眉山崩壊),島原城下町の南部地区を埋め,海中に九十九島をつくり,対岸の肥後にも津波による被害が及び双方で多くの人命が奪われた。これを称して「島原大変,肥後迷惑」といい,語り伝えられている。雲仙天草国立公園に属する。

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デジタル大辞泉の解説

び‐ざん【眉山】

徳島県東部、徳島市の市街地背後にある山。標高290メートル。東西になだらかな丘陵眺望もよく、市のシンボル的な存在。桜の名所。名の由来は、どの方角からも眉(まゆ)の形に見えることから。

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションの解説

びざん【眉山】

徳島の日本酒。酒名は、万葉集で「眉のごと雲居に見ゆる阿波の山」と詠われた徳島市を代表する山「眉山」に由来。「秘蔵酒」は長期熟成させた古酒。ほかに大吟醸酒、吟醸酒、純米酒、普通酒がある。原料米はオオセトなど。仕込み水は剣山山系鮎喰川の伏流水。蔵元の「吉本醸造」は明治元年(1868)創業。所在地は徳島市鮎喰町。

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世界大百科事典 第2版の解説

まゆやま【眉山】

長崎県島原半島東部にある雲仙岳の側火山。標高819m。島原市街地の背後にそびえ,七面山,天狗山とともに連山をなす。1792年(寛政4)の大地震によって東斜面が崩壊,土砂は島原の町の南半を埋めた。元池,瓢簞(ひようたん)池などの湖沼新山などの丘陵,さらに有明海中の九十九(つくも)島は,この地震で押し流された土砂により生じたものである。また,このとき生じた津波は対岸の肥後地方にも被害を与えた。現在でも崩壊した東斜面の谷壁は切り立っている。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔徳島県〕眉山(びざん)


徳島市の市街地西側にある山。標高290m。全域が眉山公園として整備され、市街地からロープウエーが結ぶ。山頂からは淡路(あわじ)島や紀州(きしゅう)の山々も展望でき、パゴダ・遊園地などがある。

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世界大百科事典内の眉山の言及

【雲仙岳】より

…新焼溶岩(2000万m3)がそれで,先端が焼山である。噴火開始3ヵ月前から地震が頻発したが,噴火停止ほぼ1月後の強震で隣接の眉山が大崩壊し,0.34km3の岩屑が有明海になだれ込み,大津波を誘発した。被害は有明海沿岸ほぼ全域に及び,死者1万5000人に達する日本最大の火山災害となった。…

※「眉山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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