デジタル大辞泉
「両子山」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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両子山
ふたごさん
国東半島の中央部に位置する両子火山地の主峰で、標高七二〇・八メートル。両輝石角閃石安山岩よりなる大起伏火山地である。山頂を境として東は国東町、北は国見町、南は安岐町、西は豊後高田市。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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両子山 (ふたごやま)
大分県国東(くにさき)半島中央部の山。四方に広大なすそ野を有する大規模な火山体で,山頂部には最高峰の両子山(720m),文珠山(616m)などの溶岩円頂丘がある。両子山は古い火山体で,噴気活動は認められない。開析が進んで多くの峰が群立しており深山の趣がある。山麓には1200余年の歴史をもつ六郷満山総持院の両子寺があり,国東半島の信仰と観光の中心となっている。
執筆者:小林 哲夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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両子山
ふたごさん
大分県北東部,国東半島の中央にそびえる円錐形火山。標高 720m。国東市に属する。両輝石角閃石安山岩よりなる。山麓の緩斜面が海まで続き,国東半島の円形の海岸線を形成する。頂上からの展望は広大で,大分県の山々のほか,中国地方,四国地方まで見渡せる。中腹に養老2 (718) 年開山と伝えられる古刹,両子寺がある。自然林が多く,ハイノキ,ヤブツバキ,シイなどの常緑広葉樹,ヤマザクラ,ツツジ,エノキなどの落葉広葉樹が茂る。瀬戸内海国立公園に属する。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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両子山
ふたごさん
大分県北東部、国東半島(くにさきはんとう)を構成する一大開析火山の中央、旧火口付近にあり、標高721メートル。山体は山陰系旧期火山岩(両輝石角閃(かくせん)安山岩)からなる。瀬戸内海国立公園の一部。370メートルの南側中腹の両子寺は、子宝を授けられるといわれ、2月の初午(はつうま)の法会(ほうえ)はにぎわう。半島海岸を巡る国道213号沿いの国東市安岐町(あきまち)から両子寺までバスが通じる。山頂へは徒歩60分。
[兼子俊一]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の両子山の言及
【国東[町]】より
…国東半島東端に位置する。半島最高峰の両子(ふたご)山(721m)より,来浦川,富来川,田深川などの河川が東流して,伊予灘に注ぐ。田深川河口両岸の鶴川,田深が中心集落になっている。…
※「両子山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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