コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

眠れる森の美女 ねむれるもりのびじょSlyashaya krasavitsa; The Sleeping Beauty

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

眠れる森の美女
ねむれるもりのびじょ
Slyashaya krasavitsa; The Sleeping Beauty

序章と3幕4場からなるバレエ。シャルル・ペローによる童話をもとに,マリウス・プティパとイワン・フセボロジスキーが台本を書いた。音楽ピョートル・チャイコフスキー。振り付けプティパ。装置フセボロジスキー。 1890年サンクトペテルブルグで初演。多数の踊り手と仕掛け装置を駆使した豪華なスペクタクル・バレエで,プティパの最高傑作の一つ。 1921年ブロニスラワ・ニジンスカの改訂版がバレエ・リュスにより上演され,これも好評を得たが,制作費がかかりすぎたためレパートリーとはならなかった。以来上演の難しい作品といわれながらも,1939年ニコライ・セルゲーエフによりサドラーズ・ウェルズ・バレエ団でプティパ版が復活上演されるなど,今日にいたるまでさまざまな振り付けで繰り返し上演されている。日本での全幕初演は 1952年小牧バレエ団による。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

ねむれるもりのびじょ〔ねむれるもりのビヂヨ〕【眠れる森の美女】

ヨーロッパ各地の民話。美しい王女が、悪い魔法使いに呪(のろ)いをかけられて100年の眠りにつく。ペローグリム兄弟の童話集などに収録。眠り姫。いばら姫。
《原題、〈ロシア〉Spyashchaya krasavitsaチャイコフスキー作曲のバレエ音楽。3幕。台本はペローの童話に基づく。1890年ペテルブルグで初演。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

眠れる森の美女【ねむれるもりのびじょ】

ペローの童話集の中の一編で《眠り姫》とも。誕生祝に招かなかった仙女の呪(のろい)のため,美しい王女は錘(つむ)で指を刺して100年の眠りにつき,城中の一同も眠るが,やがてある王子が城に達し,王女にキスすると,すべてが目ざめる。
→関連項目スペシフツェワチェケッティドーリンニジンスカヌレーエフバレエフォンテインプティパマリインスキー劇場

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

デジタル大辞泉プラスの解説

眠れる森の美女

フランス出身の舞踊家・振付家マリウス・プティパによる全3幕のバレエ(1890)。原題《La belle au bois dormant》。サンクト・ペテルブルクのマリインスキー劇場で初演。音楽はチャイコフスキー。ほかに、コンスタンチン・セルゲーエフによる振付の版が知られる。

眠れる森の美女

ロシアの作曲家ピョートル・チャイコフスキーのバレエ音楽(1890)。『白鳥の湖』、『くるみ割り人形』とともにチャイコフスキーの三大バレエと呼ばれる。シャルル・ベローの同名の童話を元に作曲された。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ねむれるもりのびじょ【眠れる森の美女 Spyashchaya krasavitsa】

チャイコフスキー作曲による3幕のバレエ。M.ペチパが,シャルル・ペローの昔話を台本化し,振り付けた。1890年1月ペテルブルグのマリインスキー劇場で初演。王女(オーロラ)の命名式に招かれなかった悪の精カラボスが王女成長後の死を暗示する。善の精リラは100年の眠りの後,姫は目覚めると予言する。オーロラ姫は,16歳の誕生祝いに4人の王子との踊りの後,変装したカラボスが渡した紡ぎ針を手に刺し眠りに入る。100年後リラの精の導きで王子が現れ,接吻により姫は目を覚ます。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の眠れる森の美女の言及

【バレエ音楽】より

…しかし,舞踊の因襲的な技法が自由な音楽表現の束縛となり,一級の作曲家たちはバレエ音楽に創作意欲を示さなかった。パリにおけるドリーブの《コッペリア》(1870)と《シルビア》(1876),モスクワにおけるチャイコフスキーの《白鳥の湖》(1876),ペテルブルグにおける同じ作曲家の《眠れる森の美女》(1890)と《くるみ割り人形》(1892)の成功は,この通念を打開し20世紀のバレエ音楽への道を開いた。 1910年代から20年代にかけて,ディアギレフの主宰する〈バレエ・リュッス〉のために,現代音楽の新しいイズムをもったバレエ音楽が相次いで創造される。…

【ペチパ】より

…独舞と群舞の有機的なつながり,踊りとマイムの交替による劇的展開など,さまざまな新手法を打ちだし,欧州屈指のバレエ団をつくりあげた。彼の作品は《ドン・キホーテ》(1869),《バヤデルカBayaderka》(1877)をはじめ自作だけでも60編を超すが,その作舞法は年とともに深味をまし豊かになり,とくに晩年にはチャイコフスキー,グラズノフの協力のもとに交響楽的バレエ《眠れる森の美女》(1890,曲チャイコフスキー),《白鳥の湖》(1895,イワノフと分担,曲チャイコフスキー),《ライモンダ》(1898,曲グラズノフ)など,近代バレエの頂点をなす不朽の名作をつくりあげた。また《ジゼル》《海賊》《エスメラルダ》など,先人の作品の改訂増補にいどみ,精彩さを加えた傑作として後代に伝えた。…

※「眠れる森の美女」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

眠れる森の美女の関連キーワードフィリップ バランキエヴィッチヴィクトリア テリョーシキナオクサーナ シェスタコワスリーピングビューティーアレクサンドル リアブコイリーナ コレスニコワオルガ スペシフツェワエドマンド デュラックマリインスキー・バレエナディア サイダコワマリアネラ ヌニェスB.F. ニジンスカオーレリ デュポンティアゴ ソアレスアリーナ ソーモワクラシック・バレエカナダ国立バレエ団イーゴリ コルプイリーナ ペレンアンリ バタイユ

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

眠れる森の美女の関連情報