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知恵の輪 チエノワ

デジタル大辞泉の解説

ちえ‐の‐わ〔チヱ‐〕【知恵の輪】

玩具の一。いろいろな形の金属の輪を組み合わせたり、解いたりして遊ぶもの。
紋所の名。九つの輪ちがいの模様。
文殊菩薩(もんじゅぼさつ)をまつった寺院にある円形の石の。くぐると知恵を授かるという。

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百科事典マイペディアの解説

知恵の輪【ちえのわ】

パズル玩具(がんぐ)の一種。種々の形状の輪をつないだり,はずしたりする遊びで,多くは解き方が一通りしかなく,それを考えるのが楽しみ。起源は不明だが,英国ではチャイニーズ・リングchinese ringと呼ばれており,東洋起源のものと思われる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ちえのわ【知恵の輪】

輪と輪が絡み合ったり,輪と他のものとが絡み合っている玩具で,その輪をうまく外して遊ぶ。これだけで1冊の本になるほど種類が多いが,歴史的にみて最も代表的な知恵の輪はチャイニーズ・リングである。これは細長い板に柄のついた輪が数個はめ込まれており,輪にさおが通っている。このさおを輪から外す遊びである。中国には輪が9個の九連環というチャイニーズ・リングがあった。劉向(りゆうきよう)(前77‐前6)の著した《戦国策》の中に出てくる玉連環がこの九連環だといわれる。

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大辞林 第三版の解説

ちえのわ【知恵の輪】

種々の形をした金属製の輪をつなぎ合わせたり、はずしたりして遊ぶ玩具。九連環。
家紋の一。枠に輪がからんだもの。
文殊菩薩もんじゆぼさつをまつる寺院にある石の輪。これをくぐると知恵が授かるといわれる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

知恵の輪
ちえのわ

いろいろの形の輪を抜いたり、また入れたりして遊ぶ玩具(がんぐ)。江戸時代、日本に漂着した中国人によって伝えられた九連環(きゅうれんかん)が始まりという。これは金属製の九つの輪を組み合わせたもので、これを組み立て、または抜き差しして遊んだ。最初は玉(ぎょく)でつくられたが、銅か鉄製となり、婦人、子供の玩具として一般化した。なお1820年(文政3)長崎の清(しん)国人により、この九連環を主題にした歌が流行し、「看々(かんかん)踊」として大坂で興行された。また明和(めいわ)年間(1764~72)には、江戸に参府したオランダ商館長が出した知恵の輪を、平賀源内が難なく解いて驚かしたエピソードもある。天保(てんぽう)(1830~44)のころには智恵(ちえ)の糸が流行した。横棒に二つの糸の輪をつくり、それぞれの輪についている人形を片方の糸に通わすものである。明治時代には、この原理を応用して、鉄棒体操している人形を鉄棒から抜き出す体操人形抜きなどが登場した。大正のころから「知恵の輪」の名で金属製のものが出回るようになった。現在も「頭の体操」的な玩具として人気がある。なかにはガラス製の破損しやすいものをたねに、大道で客をつる「ちえの輪屋」といういかさま商売もみかける。[斎藤良輔]

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