コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

石塚山古墳 いしづかやまこふん

国指定史跡ガイドの解説

いしづかやまこふん【石塚山古墳】


福岡県京都(みやこ)郡苅田(かんだ)町富久町にある古墳。西方の山麓から周防(すおう)灘に向かって緩やかに延びる台地の端に位置する。当時の海岸線にきわめて近く、前方部は海に向かっている。この古墳は、九州最大・最古級の典型的な畿内(きない)型前方後円墳として全国的にその名が知られており、1985年(昭和60)に国の史跡に指定された。古墳の全長は約130mとされ、東側にある前方部は2段築成、標高約12m、西側にある後円部は3段構造で直径約70m、標高約17mだったと推定されている。墳頂は径22mが平坦で、そのほぼ中央に長大な竪穴(たてあな)式石室があり、墳丘には人頭大の葺石(ふきいし)が敷き詰められている。前方部はくびれ部から細長く伸び、先端でやや広がっており、築造年代は、出土した遺物や墳丘の形態などから4世紀初頭ごろと推定されている。発掘調査で出土した三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)などは、宇原神社に保管されており、現在、前方部に浮殿(うきどの)神社が建っている。JR日豊本線苅田駅から徒歩約15分。

出典|講談社国指定史跡ガイドについて | 情報

世界大百科事典内の石塚山古墳の言及

【福岡[市]】より

…福岡県北西部の県庁所在都市。九州の政治・経済・文化の中心をなす。1889年市制。1972年政令指定都市となり中央,博多,東,西,南の5区を設置,82年に西区を城南,早良(さわら),西の3区に分けて7区制施行。人口128万4795(1995)。市域は福岡平野の大半を占めて小呂(おろ)島,玄界島,能古島(のこのしま)の3島も含み,南端は脊振((せふり))山地で佐賀県に接する。朝鮮半島や中国に近い天然の良港,博多湾に臨む大陸交通の要衝で,古く那津(なのつ)と呼ばれた博多は大宰府の外港,遣隋使や遣唐使の発着港,貿易港として長く大陸文化輸入の門戸であった。…

※「石塚山古墳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

石塚山古墳の関連キーワード福岡県京都郡苅田町富久町奈良県奈良市山陵町福岡県京都郡苅田町三角縁神獣鏡佐紀陵山古墳成務天皇陵苅田[町]前方後円墳前方部苅田町竪穴畿内石室古墳墳丘葺石標高

今日のキーワード

俳句甲子園

1998年から松山市で開かれる全国高等学校俳句選手権大会。高校生が5人1組で句の優劣をディベートで競い合う。チームでの勝敗とは別に、個人の最優秀句も選ぶ。今年は過去最多の41都道府県から121校、15...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android