大正・昭和期の言語学者,音声学者
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
言語学者、音声学者。東京生まれ。東京帝国大学言語学科卒業。東京高等師範学校、東京文理科大学(ともに筑波(つくば)大学の前身)などの教授を歴任。現代日本語の音声、アクセントに関する最初のまとまった研究を行って『国語音声学』(1925)、『国語発音アクセント辞典』(常深千里(つねみせんり)(?―1931)と共著、1932)などを著したが、トゥルベツコイが音声と音韻の区別を唱えるに先だって「具体音声」と「音声表象」の区別を唱えたのは注目される。彼はまた、心理学的な立場を重視した言語理論を展開し、『言語学概論』(1922)、『言語理論講話』(1960)などを著したが、『言語理論』(1961)はこの方面の主著である。
[安田尚道 2018年10月19日]
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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