神道(しんとう)教団。旧教派神道神道十三派の一つ。佐野経彦(つねひこ)を教祖とする。医者でもあった経彦が、家伝の神道の再興を図って活動したのに始まる。1880年(明治13)に神理教会が結成されたが、一派独立を許可されず、初め神道本局、ついで御嶽(おんたけ)教に所属。1894年に神理教として一派独立した。教会は福岡県に集中しているが、そのほか北九州から近畿地方にかけても散在する。教義上および組織上においては教団としてのまとまりはあまり強くない。本部は北九州市小倉(こくら)南区徳力。教会数128、布教所数12、教師数1258、信者数13万7933(『宗教年鑑』平成26年版)。
[井上順孝]
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…(2)江戸時代後期に発達した富士信仰と木曾御嶽信仰の講を再編成した実行教,扶桑教,御嶽(おんたけ)教。(3)おもに明治初年に組織された惟神(かんながら)の道に立つ禊(みそぎ)教,神理教,神習教,大成教,神道修成派,大社教,神道本局(のち神道大教),神宮教。 第1の習合神道系創唱宗教では,黒住教は天照大神,太陽神を主神とする独自の民衆的神道説をかかげているが,天理教の天理王命,金光教の天地金乃神の信仰は,神社信仰を中心とする狭義の神道とは大きく隔たっている。…
…医学を志したが勤王の志士となり,1879年神道教導職として大教宣布に従事,饒速日命(にぎはやひのみこと)以来の遺法と称する神道行事を再興した。80年神理教会を創立,94年神理教を開教し初代管長に就任。鎮歌,神楽,禁厭を尊重し,古礼を重視するとともに,いけばな,茶道,俳諧を振興,角力(すもう)を奨励した。…
※「神理教」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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