新撰 芸能人物事典 明治~平成 「神田山陽」の解説
神田 山陽(2代目)
カンダ サンヨウ
- 職業
- 講談師
- 肩書
- 日本講談協会会長
- 資格
- 要記録無形文化財保持者(講談)〔平成9年〕
- 本名
- 浜井 弘(ハマイ ヒロム)
- 別名
- 前名=品川 連山,神田 小伯山
- 生年月日
- 明治42年 8月31日
- 出生地
- 東京・日本橋
- 学歴
- 日本大学文学部中退
- 経歴
- 日本橋の大店の本屋に生まれる。日大一中から日大へ進み専攻は哲学。昭和14年講談界に入り、品川連山と号し6代目貞山、初代山陽に師事し、17年真打ちに昇進。23年神田小伯山を襲名し、30年2代目神田山陽となった。毎年夏、立体怪談を発表。そのユニークさは女流講釈師の登場を期待すると題し、“ほんもく”に論陣を張ったことで、今や、6人の女弟子となって結晶している。45年と60年講談協会会長に就任。平成3年最高顧問となる。のち独立して日本講談協会会長。「徳川天一坊」「笹野名槍伝」「青竜刀権次」などを得意とし、後年は長編の古典講談に力をそそいだ。
- 所属団体
- 落語芸術協会,講談協会
- 没年月日
- 平成12年 10月30日 (2000年)
- 家族
- 長男=浜井 修(東京大学教授),二男=浜井 武(光文社編集長),三男=浜井 誠(TBS番組部副部長)
- 伝記
- 日曜喫茶室 頭の解毒剤 天野 祐吉,はかま 満緒,NHK「日曜喫茶室」制作班 編著(発行元 講談社 ’00発行)
神田 山陽(初代)
カンダ サンヨウ
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報