デジタル大辞泉 「秀でる」の意味・読み・例文・類語 ひ‐い・でる【秀でる】 [動ダ下一][文]ひい・づ[ダ下二]1 他よりも特にすぐれている。ぬきんでる。「一芸に―・でた人」2 くっきりと目立つ。りっぱである。「広く―・でた額」[類語]優れる・偉い・優等・優秀・秀逸・錚錚そうそう・一廉ひとかど・長ずる・長たける・粒揃い・良い・良好・良質・優良・光る・有数・粒選り・選抜・簡抜・抜粋・精選・厳選・特選・選り抜き・一粒選り・選り抜く・白羽の矢が立つ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「秀でる」の意味・読み・例文・類語 ひ‐い・でる【秀】 〘 自動詞 ダ下一段活用 〙 [ 文語形 ]ひい・づ 〘 自動詞 ダ下二段活用 〙 ( 「穂(ほ)出でる」の変化した語 )① 穂がつき出る。[初出の実例]「処群華は草の秀たる㒵そ余の草よりは高出なるを云也」(出典:足利本論語抄(16C)子罕第九)② 他よりもすぐれる。ぬきんでる。傑出する。また、多くの中から頭角を現わす。ひず。〔成唯識論述記序釈(797頃)〕[初出の実例]「土(くに)を厭ふに異に秀(ヒイデニタル)者なり。〈国会図書館本訓釈 秀 勝也 須久礼爾多留 又云備伊弖爾多流〉」(出典:日本霊異記(810‐824)中)③ くっきりとしていて目立つ。また、秀麗である。ひず。[初出の実例]「秀(ヒイデ)た眉」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例