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竈戸関 かまどのせき

世界大百科事典 第2版の解説

かまどのせき【竈戸関】

竈門関とも書く。現在の山口県熊毛郡上関町大字長島にあった中世の海関兼海港。竈戸の呼称は地形が竈に似ているためという。地名としての初見は10世紀半ばに黒作御贄(みにえ)をささげる竈門御厨(みくりや)で,この時代には熊毛半島,佐護島,馬島,長島に囲まれた天然の良港を利した海民の基地であった。平安末には京都上賀茂の別雷(わけいかずち)社領として竈戸関の名が見えるので,平安後期に良港でかつ周防沿岸航路を扼(やく)する位置にあるところから海関となったと思われる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

竈戸関
かまどぜき

山口県南東部、熊毛(くまげ)郡上関(かみのせき)町の上関の古代、中世の呼称。京都賀茂(かも)社の荘園(しょうえん)で、上関海峡を扼(やく)す西瀬戸内の要港であった。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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