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第三セクター だいさんセクター

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

第三セクター
だいさんセクター

地域開発,都市づくりなどのため,国または地方公共団体と民間企業との共同出資によって設立された事業体。公共的な事業に,民間の資金と能力を導入する民間活力活用の方式の一つである。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

第三セクター

地方レベルにおける公共部門と民間営利企業との混合企業体、具体的には地方公共団体と民間企業が共同出資して設立運営する地方公社のうち、株式会社形態をとる商法上の法人のこと。この定義は日本独特で、公共セクター(第一セクター)、民間営利セクター(第二セクター)に対する民間非営利の市民セクターを第三セクターと呼ぶ欧米の用語法とは異なる。1980年代後半に、中曽根政権下の「民活法」「リゾート法」などを契機に官民双方のメリットを生かすとして全国的に急増したが、官民の役割分担が不明確であったため、もたれ合いによる放漫経営を招きがちで、バブル崩壊と共に経営難が表面化、大きな問題となっている。

(北山俊哉 関西学院大学教授 / 笠京子 明治大学大学院教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

第三セクター

国や地方自治体が企業と共同出資し設立する法人。肥薩おれんじ鉄道(八代市)は熊本、鹿児島両県と沿線自治体JR貨物が出資。04年の九州新幹線の新八代―鹿児島中央間開業に伴い八代―川内(鹿児島県薩摩川内市)間116.9キロが「並行在来線」として切り離され発足した。天草エアライン(天草市)は県と地元自治体、九州電力肥後銀行などが出資し、00年の天草空港開港とともに運航を始めた。

(2008-02-27 朝日新聞 朝刊 熊本全県 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

だいさん‐セクター【第三セクター】

国や地方公共団体(第一セクター)と民間企業(第二セクター)の共同出資によって設立される事業体。地域開発など本来は国や地方公共団体が行うべき事業を、民間の資金・能力の導入によって官民共同で行おうとするもの。三セク。

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百科事典マイペディアの解説

第三セクター【だいさんセクター】

地域開発を中心とする開発事業を行うため,地方公共団体や国(第一セクター)と民間企業(第二セクター)との共同出資で設立される企業体。これまで地域開発などは国や地方公共団体で行われていたが,予算等にしばられ短期間に大規模な事業を行うことがむずかしく,また民間企業は利潤追求が第一であるので,その限りでの開発しかできにくい。
→関連項目IRいしかわ鉄道[株]インキュベーター市町村農業公社鉄道民営鉄道

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世界大百科事典 第2版の解説

だいさんセクター【第三セクター】

政府や地方自治体が出資者に加わっている株式会社,有限会社社団法人財団法人などの民間組織をいう。これらは,政府や地方自治体の部局でもなく,また公社・公団などの公共法人でもないことから,第三セクターと呼ばれている。政府出資の第三セクターには,電源開発株式会社,日本航空機製造株式会社,日本自動車ターミナル株式会社などがある。地方自治体出資の第三セクターには,地方都市開発関係,地方流通センター関係,地方軌道路線関係の企業などを中心に数多くある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

第三セクター
だいさんせくたー
the third sector

国もしくは地方公共団体の資金と民間企業の資金をあわせて、一定の事業を行う方式。本来、国もしくは地方公共団体がやるべき事業(公共セクター)に民間企業の資金(民間セクター)を導入することに始まったため、第三セクターの名が生まれた。企業形態としては、公私混合企業になる。地域開発や都市づくりの事業に昭和40年代から多用されるようになった。初期の代表例は、大阪府南部の泉北ニュータウンへの通勤鉄道の建設、東大阪流通センターなどを経営するため、大阪府、関西電力大阪瓦斯(ガス)、住友・三和・大和(だいわ)の三銀行の出資によって設立された大阪府都市開発株式会社である。新全総(新全国総合開発計画)を遂行するための苫小牧(とまこまい)東部開発会社、むつ小川原開発会社、鹿島(かしま)都市開発会社、旧国鉄・JRの赤字ローカル線をこの方式で経営するものが現れている。三陸鉄道会社はその代表例である。しかしながら、第三セクターの多くは経営難に陥っており、その打開に苦慮しているのが現状である。[森本三男]

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