コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

等高線栽培 とうこうせんさいばいcontour farming

4件 の用語解説(等高線栽培の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

等高線栽培
とうこうせんさいばい
contour farming

耕地,整地,播種から収穫にいたるまで,すべての作業が斜面の等高線に沿って行えるように作物を栽培する方法。畦を等高線に一致させるのではなく,等高線に対し一定方向の勾配 (短いときで1~2°,長いときで 0.5°前後) をもたせる。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

等高線栽培【とうこうせんさいばい】

傾斜地に等高線状に畝(うね)を作り,作物を栽培すること。傾斜に縦に畝を作ると雨水などにより土壌浸食や養分流亡が起こるので,これを防ぐために行う。傾斜が著しい場所では,傾斜を階段状に区切って利用する階段耕作行われることもある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

とうこうせんさいばい【等高線栽培 contour cropping】

傾斜地で等高線に沿ってうねを作り,農作物を栽培する方式。傾斜地に強い雨が降ると,表面水は土壌をえぐって斜面を流下し,はげしい土壌浸食をひき起こして農耕地を荒廃させる。等高線に沿ってうねを作ると,表面水はうねに沿ってゆるやかに流れ,またこの間に表面水は土壌中に浸透するため,土壌浸食は著しく軽減される。このように等高線栽培は土壌浸食の防止を主目的として行われる栽培方式であるが,欧米諸国の緩傾斜地では,その効果をより強化するために,等高線帯状栽培が行われることが多い。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

等高線栽培
とうこうせんさいばい

傾斜地における作物の栽培法の一つ。等高線に沿って帯状に畑をつくる帯状栽培やテラス栽培の基本となる耕作法である。傾斜地では雨水によって土壌が下へ流されるのを防ぐことがもっとも重要であるが、等高線に沿ってうねを切って作物を栽培すると、雨水はうね状の作物によって縦に表面流去するのを妨げられ、うね内に貯留され、地中に浸透する。これにより土壌の流亡は防がれ、土壌保全の効果があがるとともに、各うねの土壌水分も保たれるので作物の生育をよくする。うね自体は水平につくられるので、作業は容易で、畜力や機械力を導入することができるのも利点である。[星川清親]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

今日のキーワード

百条委員会

地方自治体が議決により設置する特別委員会の一つ。名称は「地方自治法第100条」に基づく。百条委員会は、地方公共団体の事務に関する調査を行い、関係者への聞き取りや記録の提出を請求、拒否した者には罰則が科...

続きを読む

コトバンク for iPhone