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管野すが カンノスガ

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デジタル大辞泉の解説

かんの‐すが〔クワンの‐〕【管野すが】

[1881~1911]社会主義者。大阪の生まれ。幸徳秋水の内妻。大逆事件で捕らえられ、死刑。獄中手記に「死出の道艸(みちくさ)」。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

管野すが かんの-すが

1881-1911 明治時代の社会主義者。
明治14年6月7日生まれ。大阪で宇田川文海に師事して新聞記者となり,木下尚江の影響で社会主義にちかづく。明治39年「牟婁(むろ)新報」へうつり,荒畑寒村と結婚。のち離婚して幸徳秋水と同棲,大逆事件にかかわり,44年1月25日処刑された。31歳。遺稿に「死出の道艸(みちくさ)」。大阪出身。筆名は須賀子。号は幽月。
【格言など】グズグズとした病死が一番厭なり。思い切った死様をして見たく思うなり(「片感録」)

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朝日日本歴史人物事典の解説

管野すが

没年:明治44.1.25(1911)
生年:明治14.6.7(1881)
明治後期の社会主義者。筆名は須賀子,号は幽月。鉱山業を営む義秀,のぶの長女として大阪に生まれる。32年東京深川の商人小宮福太郎と結婚したが,35年離婚。同年小説家宇田川文海に師事し,『大阪朝報』の記者となる。37年婦人矯風会大阪支部代表として上京した折,平民社を訪問し堺利彦に会う。39年,木下尚江の紹介で紀州田辺の『牟婁新報』に入社。そこで荒畑寒村と知り合い結婚するが,数カ月で破綻。幸徳秋水と同棲,『自由思想』を発刊。アナーキズムに共鳴する。43年大逆事件に連座し,翌年幸徳らの翌日処刑された。獄中手記『死出の道草』がある。

(小宮一夫)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

管野すが
かんのすが
(1881―1911)

明治時代の社会主義者。明治14年6月7日大阪に生まれる。父の鉱山業が失敗して各地を転々とする。1899年(明治32)東京・深川の商人と結婚、3年後に離婚、小説家を志して大阪の宇田川文海(うだかわぶんかい)に師事する。木下尚江(きのしたなおえ)の社会主義演説に感激。1906年(明治39)2月堺利彦(さかいとしひこ)の紹介で和歌山県田辺(たなべ)の牟婁新報(むろしんぽう)社に入社し、荒畑寒村(あらはたかんそん)を知る。同年4月上京後、『毎日電報』記者となり、荒畑と結婚する。08年6月の赤旗事件で起訴され無罪となるが、天皇制国家権力の暴虐に反抗心を燃やす。幸徳秋水(こうとくしゅうすい)に接近し、同棲(どうせい)。09年5月『自由思想』を発行するが発禁となる。宮下太吉(みやしたたきち)らと明治天皇暗殺を計画したが発覚、いわゆる大逆(たいぎゃく)事件のただ1人の女性として明治44年1月25日死刑に処せられた。[荻野富士夫]
『絲屋寿雄著『管野すが』(岩波新書)』

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