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デジタル大辞泉の解説

お〔を〕【緒】

繊維をよった細長い線状のものの総称。糸やひもなど。「堪忍袋のが切れる」
履物につけて足にかけるひも。鼻緒。「下駄(げた)にをすげる」
楽器や弓に張る糸。弦(げん)。「琴の
長く続くこと。また、そのもの。「息のが絶える」
命。生命。
「おのが―を凡(おほ)にな思ひそ庭に立ち笑ますがからに駒に逢ふものを」〈・三五三五〉

しょ【緒】

物事の糸口。はじめ。ちょ

しょ【緒】[漢字項目]

常用漢字] [音]ショ(漢) チョ(慣) [訓] いとぐち
〈ショ〉
物事のはじまり。発端。いとぐち。「緒言緒戦緒論端緒由緒
ある事から引き起こされる思い。「情緒心緒
〈チョ〉に同じ。「緒言情緒
〈お〉ひも・糸の類。「鼻緒
[名のり]つぐ

ちょ【緒】

いとぐち。はじめ。端緒。しょ

ちょ【緒】[漢字項目]

しょ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

お【緒】

糸やひもなど、細長いもの。 「羽織の-」
履物につけて、足にかけるひも。 「 -をすげる」 「鼻-」
楽器や弓の弦。 「琴の-」
長く続くもの。 「あらたまの年の-長く逢はざれど/万葉集 3775
魂をつなぐもの。いのち。玉の緒。 「己が-を凡おおにな思ひそ/万葉集 3535

しょ【緒】

物事の初め。いとぐち。ちょ。
[句項目] 緒に就く

ちょ【緒】

〔「ちょ」は「緒しよ」の慣用音〕
物事のはじめ。いとぐち。端緒たんちよ。しょ。
[句項目] 緒に就く

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内のの言及

【ひも(紐)】より

… 紐は,その特徴によっていろいろに使い分けられる。組紐は古来,紐の本命と考えられたものであり,直衣(のうし)の緒(お),鎧冑の縅(おどし)糸,太刀の緒や柄(つか)糸,帯締め,羽織紐などに使われる。織紐のうちで代表的なものは真田(さなだ)紐(真田織)で,平たい形状なので箱物の紐,掛軸の吊(つり)紐に適しており,真田幸村の考案になるものと伝えられている。…

※「緒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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